- STUDIO
- 2026.02.04
【スタジオ移転から半年】機材の運用方法の変化について~マイク・アウトボード・リバーヴなど
皆様こんにちは、音楽エンジニアの小島です。MIT STUDIOが現在の東新宿に2025年7月に移転してから早いもので半年が過ぎました。三田(田町)時代からお世話になっていた方々だけでなく、移転後に初めてご一緒させていただく方とのプログラムも、日に日に増えてきております。移転したからこそのメリットを増やすべく、日々奮闘しております。
そんな中プログラムの種類が変化し、それに伴い機材運用方法にも変化が出てきているため、今回はその一部をご紹介します。
スタジオ移転による再構築で実現した柔軟なレコーディング環境
マイク:デシケーターの新調&取り扱い注意事項共有など管理をより徹底
移転後、ヴォーカルレコーディングがメインのプログラムになりました。そのため「U67」、「C-800G」、「ELAM251」などの、真空管マイクの需要が以前に増して高まっています。取り扱いの注意事項などを新人に改めて共有し、故障などのリスクを最小限に抑えるよう徹底しています。より良い状態で保管できるようにデシケーター(防湿庫)を新調しました。

一方、ドラムをはじめとした楽器類の収録が減ってしまったため、ダイナミックマイクの登場機会は少なくなりました。いつも機材庫にマイクを取りに行くと、出番はまだか!とマイクから圧を感じる日々です(笑)
アウトボード:全スタジオでNEVEプリアンプを使用可能に
移転に伴い常設機材を見直しました。ヴォーカルレコーディングに登場機会が多いものをSTUDIO 1、STUDIO 2にバランス良く配置しつつ、MAでメインに利用しているSTUDIO、3、STUDIO 5、STUDIO Aで、音楽のプログラムが入った際にも問題なく対応できるよう持ち回りの共用機材も考慮しています。
大きな変化の一つとして移転前、第1スタジオの常設であった、NEVEラック(1066×2、1073×2、SHEP1073×4)から一部を抜き、持ち回りとしてNEVEの台数を増やしました。これにより弊社全5つのスタジオで、同時にNEVE系プリアンプを使用できるようになったため、今まで以上に柔軟に機材の対応ができるようになりました。

リバーヴ:EMTなどのビンテージ機材をメンテナンス&STUDIO1・2で使用可能に
この機材も移転前のスタジオから持ってきており、設置と共にメンテナンスもしていただきました。EMT140、EMT240、AKG BX-20は本体を機在庫の奥に設置し、パッチでの切り替えでSTUDIO 1、STUDIO 2stで使用できるようになっています。
この本体を三田から運び出し設置する際は、かなり大掛かりな作業になりました。僕らが毎日、機材を不自由なく使えるのも、スタジオ移転の際に携わってくださる業者の方々のおかげなので感謝しながら大切に使っています。
関連記事:プレートリバーブの元祖『EMT140』の使い方と特徴について


多くの機材を取り揃えていますのでぜひお問合せください
今回は機材について、お話ししましたがいかがでしたでしょうか。以前のブログ記事では、コンソールのメンテナンスもご紹介しましたが、いつでも良い状態の機材を使っていただけるように日々機材のことを気にかけています。移転に伴い新規導入した機材もありますので、せひお気軽にお問合せください!ご利用お待ちしております。
関連リンク:コンソール「SSL4000G」のメンテナンスで発生した音歪みトラブル~原因究明と解決のプロセスについて
著者:小島悠輔(音楽エンジニア)