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  • 機材紹介
  • 2019.11.21

【ProTools Tips】クリップ(リージョン)の並べ替えテクニック~『クリップ名の一括変更』機能を活用

MIT STUDIOではナレーションや音声収録後の、効果音挿入や編集等も承っております。案件によってはデータの数ととても多いものあり、試行錯誤し対応しております。今回はProToolsを使ったクリップの並べ替えについてご紹介します。

並べ替えといっても様々な状況があるので、同じ状況の方はなかなかいないとは思いますが、ご紹介する方法で参考になれば幸いです。

並べ替えの状況

今回ご紹介する並べ替えの例は以下の状況においてです。

  • A、B、Cのセリフを100ワードずつ収録。
  • 間に空白・効果音を指定の秒数で入れる。

“A1→空白→効果音→B1→空白→効果音→C1→空白→効果音→A2~”繰り返しという具合です。

並べ替えの手順

まずはABCのセリフを全て編集します。前後に余白があると、指定の空白部分が長くなるのでお気をつけください。

画像はABCのセリフをトラック分けしただけのものです。

次に空白部分のデータをを作ります。これは無音のデータを作成できれば何を使用してもいいですが、秒数を選択して[クリップを統合(option+shift+3)]が早くて簡単です。

データができたら、そのデータをセリフ分複製しさらにデータを全て独立させます。つまり、別々の無音データを100個作ります。独立させないと同じデータが100個という認識になるので、名前付けする時に同じ名前になってしまいます。

これも何を使用してもいいですが、AudioSuiteの[duplicate]を使用すると早くて簡単です。

※左上の部分を<個別ファイルを作成>に、右下数字を<0.00>にしてください。個別にしないと100データがくっついてしまい、右下の数字は前後に数字分の余白ができます。

無音データが100個できたら、トラックを分けて100個×2作ります。全データに[duplicate]をかけ、最終的にはトラック3つに100個ずつの独立した無音データがあるようにします。

次は効果音を用意します。これも無音データと同じ手順で合計300個データを作成します。

これで全てのデータが揃いました。

画像は分かりやすいように順番に並べてあります。

まずは[クリップ名の一括変更]を使用し、各トラックのクリップに同じ連番を付けます。

画像の通りにチェックを入れ、名前は「並べ替え_001」のようにしておきます。

すると「並べ替え_001~100」が9トラック分できます。

次に、上のトラックのクリップ全ての連番の後に「_A」を付けます。

上から順にB~Iまで付けていきます。

そうすると「並べ替え_(001~100)_(A~I)」が出来上がります。

これでほぼ完了です。

すべてのクリップを選択すると、右のクリップリストが名前順に並んでいます。

これを並べたいトラックにドラッグするだけで、A1→空白→効果音→B1→空白→効果音→C1→空白→効果音→A2~と順番に並びます。

名前を付け、上から並ぶ順番を決めることでクリップリストから引っ張り出した時に順番に並ぶという訳です。

応用編

ここからは応用編になります。

A・B・C・空白(今回は無音なので必要なし)・効果音でトラック分けをしたい場合です。

ご説明するやり方をするとデータが膨大な量になりますのでご注意ください。

先程ご説明した名前(並べ替え_001_A))を付けるところまでは同じです。これを元データにして、すべてを複製し、独立させます。

先程同様[duplicate]を使用すると名前の連番の後ろが「〇〇-Duplict_01」のようになります。

次にクリップ名の一括変更を使用し、「Duplict」をセリフAに置き換えます。

新たに作ったクリップ全てを選択すると、前と同じように名前順に並んでいますので、それをドラッグします。すると先程同様、順番に並んでいるデータが出来上がります。

次はいらないデータを消す作業です。

セリフAを残すので、クリップリストの検索で「B_セリフA」の検索をし、削除します。

それをC~Hまで繰り返し行うとセリフAだけが残ります。

後は同じ手順ですべてのトラックを行うだけです。

※「セリフA」の英語部分をB~Iに変えて削除しないと、同名のデータが消えてしまうのでご注意ください。

※名前変更ではProTools内での名前しか変更になっていませんので、データを移す際はセッションデータのコピーをお勧めします。

コピーやデータ作成の時間はかなりかかりますが、一から順番に並べるよりはるかに簡単で時間短縮になります。

同じような状況の場合、是非皆様の参考になれたら幸いです。

また音声データ編集などでお困りでしたら、是非お問い合わせください。

著者:田淵 健太(DBエンジニア)

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