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  • 2025.09.06

【2025年6月】三田から東新宿に移転④~オープンまでのスタジオ準備期間の作業について

こんにちは。音楽エンジニアの小島です!今まで複数回に渡り、新スタジオのご紹介などをさせていただきましたが、今回のブログでは、オープンに至るまでの準備期間に、エンジニアがどのような作業をしていたかをピックアップして、ご紹介したいと思います!

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スタジオの音響調整

スタジオ移転の際に一番難航したのが音響調整でした。三田の旧スタジオを利用してくださったエンジニアの方々からは、コントロールルームのモニター環境をご好評いただいていたため、新スタジオでもこの印象を持っていただきたく、個人的にはOKラインのハードルがかなり高かったです。スタッフ間での話し合いや、施工会社様とのやりとりを踏まえ、様々な方法で調整をしました。

壁を一度剥がし吸音材の量を調整
壁に木材を設置し音の反射、拡散具合を調整

これらは作業中の一部の写真です。他にもディレクターデスク、床下、ソファなど様々な場所に吸音材や、防振材をつけて試聴し、試行錯誤の日々でした!見た目で分かるもの以外にも、「こんな些細なことでモニター環境が変わるのか!」と驚く箇所もあり、とても勉強になった期間でした。

HD I/Oの調整作業

以前のブログでSSLのメーターの調整をご紹介しましたが、同日にHD I/Oのインプット、アウトプットの調整をしました。基本的なシステムは、三田の頃と同じもので運用するため、運搬した際にずれてしまっていたり、使っている間にわずかにずれている可能性を考え、リニューアルするこのタイミングで調整を行いました。

関連リンク:ミキシングコンソール「SSL SL4064G+」のスタジオ移転後のメーターの整備について

HD I/Oの確認
HD I/Oの調整作業

誤差0.01dBの確認をしながらの作業は、かなり時間を要しましたが、他の機材やエンジニアリングによる音の変化を正確に録音、モニターする為にも必要な作業だと思っていたため、この時期に作業ができて安心しました。

細部まで調整されたスタジオ~機材をぜひご利用ください!

今回は、オープン前の準備期間での作業の一部をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?この作業以外にも、機材の状態チェックなど、今までのメンテナンス以上に、時間をかけ念入りに行いました。今まで以上の環境で、より多くのお客様をお迎えできるよう、スタッフ一同日々励んでおります!

今後とも、東新宿に移転したMIT STUDIOをよろしくお願いいたします!スタジオの見学、モニターの試聴なども可能となっておりますので、ぜひお気軽にご相談・お問合せください。

著者:小島悠輔(音楽エンジニア)

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