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- 2021.10.20
新人エディターの業務レポート~音声データのノイズカットを勉強中
今回は私が担当しているエディターの業務内容と作業環境についてご紹介させていただきます。私が専門学校で学んでいた内容は、効果音作成や音楽収録、ミックスダウンなどについてでした。MIT STUDIOのエディターは、業界標準といってもいいiZOTOPE RXというオーディオリペアツールを主に使用するのですが、私は今までRXをほとんど触ったことがなく、先輩から教えていただくことが多く、日々勉強しています。
関連リンク:レコーディングスタジオ御用達音声修復ソフト~『iZotope RX8』新機能レポート
音声データのノイズカットを担当
エディターには様々な仕事があるのですが、私は現在、声優さんの収録音声データのノイズカットを担当しています。ノイズには様々な種類があり、「リップノイズ」や「ホワイトノイズ」、「鼻鳴り」など多くのノイズが存在します。またゲームの音声ですと音圧を大きくすることもあるため、その分ノイズも多くなります。
私が新人エディターとして奮闘している点は、ノイズを周波数で聴き分ける耳を鍛えているところです。音量が大きいノイズなどは、耳で聞いてわかるのですぐに除去することが可能です。しかし、音量が小さく、ほんの一瞬の長さのノイズなどは探すのに時間をかけてしまいます。そのようなノイズを探す時に、必要なのが周波数で聴き分ける耳です。私はまだすぐに聴き分けることができず、1kHzから3kHzあたりを選択して段々と範囲を狭めて見つけています。しかし、先輩は一回聴いただけですぐにノイズを見つけています。私と先輩ではノイズを聴き分ける耳が違うので、先輩のような帯域で聴き分けられる耳を作っていきたいです。
ゲーミングチェアを使用した作業風景
エディターは普段、弊社4Fのバックヤードと呼ばれる部屋で作業しています。椅子は長時間座っていても疲れないようゲーミングチェアを使用しています。PCはテレワークに対応できるようMacbookを使用しており、首が痛くならないよう空き箱などを使用してPCの位置を上げています。私のデスクはこんな感じです。
必要最低限の物しか置いてありませんが、先輩からは何を持ってきてもいいよと言われていますので、今後は仕事のモチベーションが上がるような、お気に入りのグッツなどを置いていきたいと思ってます。
大まかな内容ですが、入社して半年のエディターがどのような仕事・環境で業務をしているかをお伝えさせていただきました。エディターに興味がある方に少しでも参考になれば幸いです。エディターとしてはまだまだ未熟ですが、一人前になれるよう努力して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。音声ファイルのエディットやリネームなどでお困りの際には、お気軽にMIT STUDIOまでお問い合わせください。
著者:エディター