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  • 2024.10.15

【入社1か月】新人レコーディングエンジニアの作業の様子や心境など

はじめまして!この度2024年9月よりMIT STUDIOに入社しました、谷口と申します。時の流れは早く入社して早一ヶ月がたち、会社の雰囲気や皆さんの名前など少しずつですが現場での空気感にも慣れてきました。そんな新米社員の私が今回初のブログを担当させていただきます。

まだまだ技術的な力は乏しく、エンジニアとしてお伝えできることはありませんが、「将来レコーディングエンジニアを目指している」、「レコーディングスタジオに就職したい」と考えている皆さまに向けて、入社一ヶ月の新人の心境や様子をお伝えしていきたいと思います。

STUDIO2の様子

「アシアシ」として現場以外でもできることが沢山ある

私は学校を卒業し、現在アシアシ(アシスタントエンジニアのアシスタント)として働いています。主な業務はスタジオの掃除から始まり、機材の準備セッティング、現場で使う譜面の印刷、エンジニアやアシスタントの手助け、またセッティングリストの作成などがあり、そしてアシスタントの後ろで収録現場を見学・経験する。これがアシアシ(アシスタントエンジニアのアシスタント)です。

現場でのアシアシは、大きく役に立てることは少ないと言えますが、それでもアシアシとしてできることは、沢山あると感じています。例えば重い機材や荷物、楽器などを持っているお客様の手助けをしたり、場所がわからない初めていらしたお客様をご案内したりなど、お客様の不安要素を少しでも減らし、いかに気持ちよくMIT STUDIOを使われるかを考えるなど。たった一ヶ月ですが、現場以外にも目を向けることが、アシアシとしてできる最大限の仕事だと私は思います。

憧れだった機材に囲まれ毎日がとても充実

学校を卒業し、エンジニアとしてレコーディングスタジオに入社後、「憧れだった機材に囲まれ、多くのアーティストに囲まれて仕事をするんだ!!」と、私自身最初は、そんな事を思い描いていたと思いますが、レコーディングスタジオはそんなに甘くないです(笑)。私の通っていた学校には大きなコーソールが常設されていなかったので、こういったSSL SL4064Gなんかの大きなコンソールにはとくに大きな憧れがあり、最初はそれを目の前にするだけでワクワクしてしまいましたました。

関連リンク:第1・2スタジオで使用『SSL SL4064G』~安心感をもたらす定番ミキシングコンソールの4つの特徴

そして、学校で習っていたものが、実際の業務では1/10の力にも満たない事を実に痛感しているところです。それでも憧れたスタジオでの業務、ケーブルを巻いている時、初めて見るマイクや機材を知れた時、大きな現場でいつもより多くマイクが並んでいる時、大きなSSLコンソールを前にした時。まだまだ業務の中で、ふと心躍る瞬間がたえることはなく、毎日がとても充実しています。

現状、エンジニアとしての道のりはやっとスタートに立てたところで、毎日先輩方から1~10まで手取り足取り教わる日々です、いつか先輩方のような立派なアシスタント、エンジニアに、いや先輩方以上の存在になれるように、MIT STUDIOの音楽エンジニアとして、この先精進して行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。今回はレコーディングエンジニアを目指している方や、スタジオでの業務に興味がある方に向けてのブログでした、この記事を通じて少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

著者:谷口聖(音楽エンジニア)

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