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  • 2019.08.10

第1・2スタジオで使用『SSL SL4064G』~安心感をもたらす定番ミキシングコンソールの4つの特徴

今でもレコーディングスタジオでその力を存分に発揮しているミキシングコンソール。昨今コンソールがないスタジオも増えて来ましたが、やはりコンソールがあると安心感が違います。

MIT STUDIOでは、STUDIO1にSolid State Logic社(通称SSL)の『SL4064G+』を、STUDIO2に『SL4064G』を導入しています。SSLの大ヒット『4000シリーズ』のリビジョンGのコンソールで、64chのモジュールが入っているため『4064』となっています。現在は様々なメーカーが『4000シリーズ』をモデリングしたプラグインを発売しています。

SSLは安心感のあるプロユースのコンソール

レコーディングエンジニアにSSLのコンソールの印象を聞くと「普通」という答えが返ってくることがあります。「じゃあもっと良いものがあるのでは?」と思われるかもしれませんが、「普通」というのは「スタンダード」という意味でもあります。数あるプロユースのコンソールの中での「スタンダード」。そう考えると、とても安心感のあるものだと思えてくるのではないでしょうか。レコーディングエンジニアの安心感をもたらす、SSLコンソールの主な4つの特徴をご紹介します。

①間違いのない絶大な信頼感のあるプリアンプ

プリアンプはスタンダードにふさわしく、無色透明な音がしてどんな楽器を録音するのにも適しています。それが64chも並んでいますので、どんな編成の録音があっても安心です。ストリングスや4リズムのバンド、色々な楽器が登場する劇伴など、SSLの卓があればそれで完結できるのです。

プリアンプというとNeve1073などのいわゆるNeve系が人気です。それでもエンジニアが「とりあえず卓で!」ということが多いのは、卓のプリアンプにしておけば間違いがないという絶大な信頼感の現れなのです。

②ガッツのある効きが特徴のEQ(イコライザー)

EQセクションはプリアンプが無色透明な分、かなりハードに効きますが、嫌なハードさではありません。PultecのEQがさらっとした綺麗な感じであるならば、そこには出せないガッツのある効きをします。そんなEQが4ポイントと、Hi Pass,Low Passフィルターがついています。

③便利機能が充実したコンプレッサー

コンプレッサーは自動ゲインメイクアップを備えていて、コンプをかけるためにスレッショルドを深くすると、自動で音量が上がっていきます。結果、音を潰した分だけ自動で音を持ち上げてくれるのです。

またアタックタイムはプログラムコントロールになっており、立ち上がりが早い音には早く、緩やかなものにはゆっくりとかかるため、自然な効き方をします。どんな時でも早いアタックタイムでかかるファストアタックにすることもでき、ドラムやブラスのアンビエントに効果的です。

④全ての音をまとめるバスコンプレッサー

そして忘れてはならないのがバスコンプレッサーです。立ち上がっている全ての音が集まるコンプだけあって薄くかけるだけでも、不思議と全体の音がまとまって聴こえます。深くかけてもミックスが破綻することなく仕上げられます。もちろんミックスの時だけでなくレコーディングの際にもよく使われます。

メンテが行き届いたSSLのコンソールのサウンドをぜひお試しください!

今一度ここでプロが扱うSL4000Gという「スタンダード」に触れてみてはいかがでしょうか。MIT STUDIOのSSLは定期的にメンテナンスに入ってもらっているので、導入当初から現在まで変わらない使い心地でご利用いただけます。来ていただいているエンジニアの方々にも「しっかりメンテナンスがされているね」とありがたいお言葉をいただいております。

初めてご利用になる方でも弊社の音楽エンジニアがプログラムの最初から最後までしっかりサポートさせていただきます。是非お気軽にお問い合わせください。

著者:(音楽エンジニア)

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