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- 2020.02.05
STUDIO1(1st)の定期メンテナンス~機材の修理やクリーニングなど
プロユースのレコーディングスタジオたるもの、スタッフの仕事のクオリティを高くすることも重要ですが、使用していただくレコーディング機材が壊れているなど、状態が悪くては気持ちよく使い続けていただくことができません。MIT STUDIOでは、お客様に常に良い状態でレコーディング機材を使用していただくために、様々な会社にご協力いただいております。
イコライザー、コンプレッサーなどのアウトボード機材や、マイクロフォンなどの修理、メンテナンスは「スタジオシステムラボ」さんに、コンソールなどの修理は、製造元の「ソリッドステートロジックジャパン」さんにお願いしております。
修理・メンテナンス先
また、壊れてからの修理だけでは、細かい状態の変化まで対応していくことができません。レコーディングスタジオは、意外とホコリもたまってしまうため、それをそのままにしておくと、機材の故障の原因になりますので、MIT STUDIOでは定期的に各スタジオのメンテナンスを行っております。今回は第1スタジオ(STUDIO1)の定期メンテナンスについてご紹介します!
関連リンク:STUDIO1
メンテナンス時は普段手の届かないところも掃除
MIT STUDIOでは、毎朝作業前にスタジオの清掃をしておりますが、メンテナンスの日には普段手の届かないところまで掃除をしております。
上記の写真は、第1スタジオの特徴でもある、コントロールルームからブースまで見渡せるガラス扉です。使っているとどうしてもガラスがくすんできてしまうため、このようにして、スタジオ内のガラスを全て拭き掃除しています。
もう一つ普段掃除できないところといえば、コンソールです。コンソールはつまみやスイッチの隙間にホコリがたくさん溜まってしまいますので、このように、コンソールも掃除機がけをします。これで中までピッカピカです!この他にも、スタジオ内エアコンのフィルター清掃やケーブル磨き、備品の数のチェックなど、日々の作業では手の行き届かないところまでメンテナンスをしております。
関連リンク:ミキシングコンソール~SSL SL4064G@STUDIO1&2
これぞプロの業!フェーダーのクリーニング
定期メンテナンスでは「スタジオイクイプメント」さんに来ていただき、細かい機材の修理やクリーニング、メンテナンスをお願いしております。その中で今回は、フェーダーのクリーニングをご紹介いたします。言葉で説明するより動画でお見せします!
ざっくり手順を説明すると、下記ような感じになっております。これぞプロの業です!
- モジュールからフェーダー部分を取り外し、分解。
- フェーダーの抵抗(青色のカード)とフェーダーのスライド部分をアルコールで拭きます。
- フェーダーオイルを塗布。
- モジュールにフェーダーを戻していきます。
関連リンク:株式会社スタジオイクイプメント
いかがでしたでしょうか?普段はなかなかお見せすることのない内容をご紹介いたしました。MIT STUDIOでは、お客様に気持ちよくご利用していただくために、今後も丁寧にメンテナンスを行っていきます!
著者:MIT STUDIO(音楽エンジニア)