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  • 2022.11.11

レコーディング風景撮影(メイキングやPVなど)~実例・作業方法3パターンをご紹介

今回は、MIT STUDIOで昨今需要が増えている『レコーディング風景などの撮影』の際のセッティングをご紹介いたします。

映像撮影の種類

撮影といってもいくつか方法はあるため、各やり方に合わせてご紹介したいと思います。私が携わった現場では、大きく分けて3つの方法がありました。

  1. レコーディングしている風景をそのまま撮影(例:イメージ:メイキングなど)
  2. レコーディングし終わったものに合わせて当て振りで撮影(例:イメージ:PVなど)
  3. 撮影がメインだが音も録音しておきたい場合の撮影(例:イメージ:PVなど)

2番目と3番目は用途が似ていますが、スケジュールや作業の進め方に違いがあるため、別物として扱います。

弊社のSTUDIO1(第1スタジオ)

①レコーディングしている風景をそのまま撮影

こちらのやり方は「いつも通りのレコーディングにカメラが入るだけ」になるため、特別用意することはあまりありません。定点カメラなのか、カメラマンの方が動いて撮影するのかによって、いつもより導線や空きスペースの確保をしなければいけないため、いつもよりもケーブルのまとめかたなどを工夫しています。

②レコーディングし終わったものに合わせて当て振りで撮影

こちらのやり方は、いつも通りレコーディングを行い、「音の収録が完了した後に、撮影用にブース内をセッティングチェンジ」しています。楽器やマイクなどを一度全てバラしてから、組み直すことが多いため、撮影チームやアーティストの方たちと相談しつつ、手際よく行動することを一番心がけています。

この撮影方法の場合は、照明機材なども入ってくるため、スタジオ内のコンセントの容量にも気をつける必要があります。ブレーカーが落ちてしまうと全てやり直しになるだけでなく、機材もダメージを受けてしまうため、事前に持ち込み機材の情報をいただくことが多いです。

③撮影がメインだが音も録音しておきたい場合の撮影

こちらのやり方では「メインが撮影のため、撮影チームの方のやりやすい形」などを情報共有し進めていきます。②のやり方をしたいものの、時間に余裕が無い場合などに、このやり方になることがあります。

プログラムの中には、「カメラの画角にはマイクを映したく無いが、音はしっかり録音したい」というパターンも何度かありました。レコーディングスタジオは、何もしないとかなり響いてしまうので、反響対策などをした上で、Offマイクを立てることが多いです。STUDIO1では、天井のカーテンなどで音の響きをコントロールすることができるため、様々なパターンを試しながら進めることが可能です。

関連リンク:第1スタジオのメインフロアの音の響き・吸音対応について

まずはご相談ください!

レコーディングスタジオ独特の雰囲気で撮影を行うことで、より味わい深い映像になるとおっしゃっていただくことも多いです。今回はレコーディング風景の撮影がある方法を、大きく分けて3種類ご紹介しました。上記以外のやり方でも、お客様の目的に合わせてスタッフが柔軟に対応いたします。

そして、MIT STUDIOでは、音楽レコーディング以外にも、ナレーション収録風景などの撮影も可能です。お客様のご要望に合った撮影が可能かご不安な際は、事前にロケハンのスケジュールを組むことも可能です。まずはぜひご相談・お問合せお待ちしております。

著者:小島悠輔(音楽エンジニア)

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