- STUDIO
- 2022.10.05
第1スタジオのメインフロアの音の響き・吸音対応について
今回は、MIT STUDIOの第1スタジオ(メインフロア)でレコーディングした場合の、音の響き・吸音についてご紹介させていただきます。
第1スタジオ~メインフロア

STUDIO1のメインフロアはMIT STUDIOで一番広く天井も高いフロアとなっております。最も広いフロアということは、最も音が響くフロアということです。ストリングスなどをレコーディングする際は、音を響かせワイドに録ることが多いので問題ないですが、ボーカルやナレーション収録となると、その後の処理やEditもあるため、録り音はなるべく響かせずに録音することが多いです。
第1スタジオ~BOOTH2
そのため普段、STUDIO1でボーカルやナレーション収録をする際は、メインフロアではなく、BOOTH2を利用して収録する事がほとんどです。ですがSTUDIO1で「ブースを分けて歌を3人同時に録音したい!」と要望があった時は、ブースの広さや数の関係上、BOOTH1、BOOTH2、メインフロアにそれぞれ1本ずつマイクを立ててレコーディングをすることになると思います。
BOOTH1は普段、常設のアコースティックピアノが置いてありますが、アコースティックピアノを端に移動させるとマイクをセッティングできるようになります。壁に木の板がありますが、これらが本来の壁にある石の反射を防ぎ、木の反射になる効果があるので、問題なくボーカルも録音できるブースになります。

そしてメインフロアです。メインフロアでボーカルレコーディングをするとなると、天井は高いから響くし音が反射してしまうのでは・・・など、ここでボーカルレコーディングして大丈夫かな?と思われる方もいらっしゃるかと思います。そのような時は、STUDIO1に置いてある衝立を使用してレコーディングを行います。

このようにマイクをセッティングした周りに衝立を囲めば、音の響きを抑える事ができます。それでも天井の響きが気になるという場合は、メインフロアの天井にはカーテンが6枚ついていますので、自由自在にカーテンを開閉することが可能となっています。

リモコンで1枚ずつのカーテンの調整ができるため、6枚全てのカーテンを閉める、手前や奥の3枚を閉める、真ん中のカーテンのみ閉めるといったことも可能です!

カーテンを閉めるだけでも天井の鳴りが軽減され、響きがだいぶ変わってきます。衝立、天井カーテンを使用する場合、ボーカル、ナレーション収録以外に、ドラムやアコースティックギターをタイトに録りたい時などにも使用する事が多いです。
このようにMIT STUDIOではお客様、エンジニアのどんなご要望にもお答えできるようブースもさまざまな工夫をしております。まずはお気軽にお問合せお待ちしております!