- STUDIO
- 2021.09.14
リモートレコーディングの方法~映像とナレーションをリンクさせた場合
いまだ続く新型コロナウイルスの感染予防対策としてMIT STUDIOではリモート収録を行なっています。以前、レコーディングにおけるリモート収録をご紹介しましたが、今回は音声収録と映像を絡めたリモート収録についてお話いたします。
関連リンク:プロレコーディングスタジオが提供するリモートレコーディングの方法2パターンを解説
MIT STUDIOのリモート収録では音声のみを共有できるだけではなく、映像もリモート先に共有する事ができます。今回は、映像合わせのリモート収録について紹介していきます。
MIT STUDIOの映像と音声をリンクさせたリモート収録
MIT STUDIOでのリモート収録の方法はは大きく分けて3つあります。
- オーディオインターフェースとPCを繋いで行う方法
- AudiomoversのプラグインであるLISTENTOを使用する方法
- BlackmagicのWebPresenterとPCを繋いで行う方法
MIT STUDIOでは用途、現場の状況に合わせてこの中から一番適したものを使用しています。今回は映像合わせのリモート収録なので映像と音声の両方を送れるWebPresenterを使用します。オーディオインターフェースやLISTENTOを使用したリモート収録は過去に紹介していますのでそちらをご覧ください
関連リンク:リモートレコーディングの方法について~制作サイドがリモート参加だった場合
WebPresenter
映像と音声の両方を送るためにはBlackmagicのWebPresenterを使用します。映像と音声をWebPresenterに送り、USBでPCと繋ぐことで送ることができます。WebPresenterを使う場合はZOOM等を使用して映像、音声を送ります。
PCのマイク、カメラの代わりにWebPresenterの音声と映像を送ります。スタジオにいなくても映像を確認しながら収録を聞くことができます。しかしリモート先とコミュニケーションをとるためのマイクを別で立てる必要があったり、PCのカメラをいかすか収録映像をいかすかのどちらかしか選べないといった手間がかかることもあります。
LISTENTOと比べるとZOOM等を通して送るため音質は落ちますが、チェックするには十分な音質で聴くことができます。音声と映像の同期のずれに関してですが、これまで使用していて気になると言われた方はいません。しかし、映像にぴったり合っているか確認したい場合に関しては、やはり念のためスタジオに来て確認していただいた方が安全だと考えます。
リモート収録は事前にお伝えください
映像のリモート収録についてご紹介してきましたが、スタジオ内の感染予防対策にも日々注意を払っています。こまめな換気や消毒。アクリル板やついたての使用など様々な感染予防を行なっていますので、スタジオに来られる方はご安心ください。
今回紹介したWebPresenterを含め、リモート機材には数に限りがあります。いまだに新型コロナウイルスの脅威は治まらず、リモート収録の需要も多いためお早めにご相談ください。
著者:(MAエンジニア)