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  • 機材紹介
  • 2020.10.14

テレフォンハイブリッド~電話を利用した音声収録について

今回はテレフォンハイブリッドについてご紹介致します。

テレフォンハイブリッド

テレフォンハイブリッドとは、卓と電話機を繋ぐことで、卓を通して電話のやり取りを行うことができる機械です。この機械を使用することで、受話器からマイクで音を拾ったりすること無く、電話のやり取りを収録することが出来ます。

テレフォンハイブリッドの使用例

機械の仕組みを説明してもあまりピンと来ないと思うので、テレフォンハイブリッドが使用されている身近な例を挙げてみます。やはり一番馴染みがあるのは、テレビ番組やラジオなどで視聴者と電話で会話をしている場面だと思います。

大抵はスタジオ側にいる出演者は受話器を持つことなく、視聴者と会話ができています。この時、出演者側の声、視聴者側の声を綺麗な音質で聴くことが出来ているのはテレフォンハイブリッドを使用しているからです。その他、中継先のカメラマンやアシスタントディレクターに指示を出す際にテレフォンハイブリッドが使用されることもあるようです。

MIT STUDIOでの使い方

MIT STUDIOでは、主にラジオの収録でテレフォンハイブリッドを使用しています。スタジオ側の音声(ディレクターの声等)はマイクで拾い、それを通話相手(インタビュイー)へと送ります。通話相手の音声は一度卓に立ち上げてからProToolsに送り、録音出来るようにしています。

一度卓を通す事により、通話相手の音声のボリュームを卓フェーダーで調整することが可能になっています。また、卓のEQ(イコライザー)、コンプ等を使用できるようにもなります。通話相手の居る場所、周りの環境等によってボリュームや音質がかなり左右される為、卓を通して調整ができるのはかなり楽になります。

分かりづらいと思いますが、以前テレフォンハイブリッドを使用して収録した際の写真です。1枚目、電話機の横にある四角い箱がテレフォンハイブリッドです。ディレクターの声を拾う用の卓上マイクと受話器が繋がれています。

2枚目が卓の画像です。『MIC』と書かれているフェーダーでディレクターの声、『TEL』と書かれているフェーダーで通話相手の声を調整出来るようにしています。あとは通常通り電話をかけるだけで、ProToolsに音が入り、音声を収録出来ます。もちろん通話相手の声とディレクターの声を別々に収録することも可能です。取材相手が地方や海外在住などの場合に活躍します。

今回はテレフォンハイブリッドについてご紹介しました。今回はラジオ収録の例ですが、もちろんラジオ収録以外でも電話を使用した音声収録をすることが出来るので、是非お気軽にご相談ください。なお、テレフォンハイブリッドを使用した収録は準備が必要なため、事前に予約が必要となります。

著者:山下華鈴(MAエンジニア)

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