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  • MIT CREATIVE
  • 2020.11.26

音響効果の音加工について~環境音楽のエフェクト使用方法

MIT STUDIOでは、音響効果のご依頼も受け付けております。また音響効果のお仕事の中には様々な作業がございますが、今回は環境にかける音楽。つまり現場でかかっているようなBGMに近づけるためのEQ(イコライザー)やリバーブ、エコーの基本的な扱い方の例をご紹介いたします。

リアルでナチュラルな環境に馴染んだ音楽

音というのは、私たちの耳に届くまでに色々な場所を反射します。反射しやすいものから、反射しにくいもの、反射する角度などによっても変わります。リバーブとは反響の事で、それを元に作られています。状況によってはEQ(イコライザー)やエコー等別のエフェクターを使う事でより現場でかかっているような環境音をリアルに再現できるものもあるのです。

環境音楽のエフェクトの使用方法
環境音楽のエフェクトの使用方法

ここでは例を出しながら、簡単に説明していきたいと思います。

体育館

まず最初の例は体育館です。学生の頃を思い出すと何となく分かると思いますが、体育館で聞く音楽だったりマイクを通した校長先生の声だったり、かなり聞き取りにくくありませんでしたか?作品作りの中で、あの聞き取りにくいままで再現する必要はございませんが、少しでも近づけるとかなりリアルに聞こえます。それでは、エフェクトをかけていない音楽とエフェクトをかけた音楽を順番にお聞きください。

【A】広い室内での音楽(エフェクトなし)

【B】広い室内での音楽(エフェクトあり)

これはかなり大袈裟に作りましたが、音源(スピーカー)から遠いほど不明瞭な聞き取りにくい音になります。作品を作る際は、他のセリフや効果音等を踏まえてどのぐらい不明瞭にするかを調整したりします。

スキー場

続いてはスキー場でかかる音楽を再現してみます。スキー場は音の反響というよりも、エコー(実際には複数のスピーカーの位置関係による音の差)やEQ(イコライザー)の調整が肝となっています。それではエフェクトをかけていない音楽とエフェクトをかけた音楽を順番にお聞きください。

【C】屋外での音楽(エフェクトなし)

【D】屋外での音楽(エフェクトあり)

こういった、わざと不明瞭にするような音楽はあまり目立たせて聞こえるようにはしませんが、少し織り交ぜると状況がよりリアルに見えます。

バー・喫茶店

続いては、バーや喫茶店での音楽です。今までと比べて、かなり狭い部屋での加工はエコーは使いません。リバーブとEQ(イコライザー)が肝となってきます。それでは順番にお聞きください。

【E】狭い部屋での音楽(エフェクトなし)

【F】狭い部屋での音楽(エフェクトあり)

これもわざと音を聞き取りにくく変えています。実際のバーや喫茶店はとても良いスピーカーや設備を備えていて、もっと良い音で聞こえるかもしれませんが、音響効果の仕事としては、リアルに近づけるというよりも、それっぽく聞こえるという事を頭に入れて作業しています。

MIT STUDIOでは、主にProToolsを使用しています。様々なエフェクターも取り揃えていますので、加工したい音などご要望があればできる限りお客様のイメージに近づけた音をお作り致します。MIT STUDIOは今後も音にこだわり続けて、お客様と共にお仕事をさせて頂きます。お問い合せお待ちしております。

著者:田淵健太(EDITOR)

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