- STUDIO
- 2019.06.10
MIT STUDIOで使っている便利なプラグイン
みなさんこんにちは、だいぶ初夏らしい季節になってきましたね。 今回のブログはエディターのお仕事でもあるノイズの除去に関してお話しさせて頂きます。実は収録されたばかりの音声は、ゲームなどに実装されている音声とは違い、様々なノイズも一緒に収録されてしまっている場合があります。そしてそのノイズには様々な種類があります。
音声ノイズの種類
「ぺちゃぺちゃ」と口と舌の動きでなる【リップノイズ】
「ギュー」と【ン】の発音で鳴ってします【鼻鳴り】
「ゴロッ」となる【喉鳴り】
他にも原稿が擦れる音のペーパーノイズや、広いブースで収録した場合の反響なんかも一緒に収録されてしまう場合があります。この様な数ある種類のノイズを、一体どうやってエディター陣は除去しているのかというと、ある有名なソフトを使用してノイズの除去を行います。それは定番中の定番、プロ御用達のソフトウェア「izotope社のRX」です!
もはや説明不要なほど有名なノイズ除去ソフトの定番 izotope社 「RX」ですが、その進化はとても凄まじいです!! 現在RXは最新でRX7ですが(2019年6月現在)、私はRX3の頃から使用してました。そのRX3の頃に比べると新機能の追加量がかなり多く、今では収録された音声のイントネーションを変更できたり、 MIX済みの音楽からボーカル”だけ”を消してインスト音源に、することもできるようになったりと、とても進化しています!
もちろんノイズ除去の方も、自動で風の吹いた音や衣服の擦れた音、高音で聞いてると耳が痛くなる【歯擦音】なんかも綺麗に除去してくれます! (ちなみに私は現在は5を使用しているので上記の機能が使えません・・・地道に手動で消 しています(汗))
しかし、あまりにも便利すぎて収録がうまくいかなくても 「これ、あの便利なやつで消せるでしょ?」
なんて発言があらゆる方面から言われたり・・・・。 何事も便利すぎるとそれに頼りきりになってしまうのは人の性ですね・・・・。それでも、根底には「作品のクオリティを上げたい!」という心があるからこそ使ってしまうんですよね! 作品を大事にする気持ちは、何年経っても大事にしていきたいです。
MIT STUDIOでは業界御用達ソフトウェアを利用していることはもちろん、設備などもアップデートしていき、スタジオをご利用のお客様が、気持ちよくご利用いただけるよう細かな対応を日々心掛けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
著者:MIT STUDIO(エディター)