- STUDIO
- 2026.02.14
MAエンジニアとエディターの業務連携~音声制作の作業フローについて
MIT STUDIOでは、音声収録のみならず、収録後の音声素材の切り出し、ファイルリネーム、編集、整音処理までを一貫して対応し、高品質な音声データとして納品する案件を多数手がけております。ナレーション収録、ゲーム音声、吹き替え、ボイス素材制作など、多様なプロジェクトにおいてワンストップでの対応が可能な点は、クライアントの皆様から高く評価されています。
スタジオ移転に伴い、MAエンジニアとエディターの作業拠点が新宿と三田(田町)に分かれたことから、従来以上に情報共有や作業フローの最適化が重要になりました。作業の遅延や伝達ミスを防ぐため、MIT STUDIOでは業務プロセスの標準化と可視化を進め、チーム間の連携体制を強化しています。
作業フロー
収録・切り出し・リネーム・整音 → エンジニア
編集(ノイズカット)・チェック → エディター
作業は上記のように明確に分担され、各工程の責任範囲を明文化しています。特にMAエンジニア側で可能な処理はすべて完了させた上で、エディターへデータを引き渡すことで、データの往復回数を最小限に抑え、業務効率と品質の両立を実現しています。これにより、修正対応や追加編集が発生した場合でも迅速なリカバリーが可能となります。
進行表によるプロジェクト管理
作業の進行状況や納期、スタジオブッキング状況をチーム全体で把握するため、Googleスプレッドシートを活用した進行管理表を運用しています。案件単位で収録日、編集工程、納期などを可視化し、誰がどの工程を担当しているかをリアルタイムで共有することで、属人化を防ぎ、安定したプロジェクト運営を実現しています。

エンジニアが収録に立ち会ったタイミングで、収録日や納期の情報を即時更新し、その他の引き継ぎ事項や注意点もこの進行表に記録します。表は左から右へ工程が進む設計となっており、プロジェクト全体の進捗状況を一目で把握できるようになっています。これにより、複数案件が同時進行している場合でも、進行の遅延や抜け漏れを防止できます。
スケジュール調整
進行リストおよびスタジオの稼働スケジュールを基に、エディターが編集作業の仮スケジュールを構築します。単純な納期順ではなく、後工程に影響する作業や工数の大きい案件を優先的に配置することで、リスクの最小化を図っています。その後、MAエンジニアが内容を確認し、問題がなければ作業を開始します。
優先順位に関してエンジニアとエディター間で認識の差がある場合は、電話やオンラインミーティングで直接協議し、最適な工程順を決定します。このような即時コミュニケーション体制により、スケジュール遅延のリスクを極小化しています。
納期管理体制
進行管理表とは別に、納期専用の管理シートを作成し、月次カレンダー形式で案件を一覧化しています。どの案件がいつ収録され、いつ納品予定なのかを直感的に把握できる仕組みを整備することで、納品漏れや期限超過を防止しています。クライアントに対して確実な納品を行うための重要な管理基盤となっています。
このようにMIT STUDIOでは、拠点が異なるチーム間でも高精度な情報共有を行い、常に余裕を持ったスケジュールで業務を遂行できる体制を構築しています。収録現場での「納品形式をこうしてほしい」「ファイル名規則を指定したい」といったご要望も、確実にエディターまで共有し、納品工程に反映いたします。
音声制作・編集・MA・納品まで一貫して対応できる体制をお探しの企業様・制作会社様は、ぜひMIT STUDIOへ、お気軽にご相談ください。クオリティとスピードの両立を実現するプロフェッショナルチームが、最適な音声制作ソリューションをご提供いたします。ご相談・お問合せお待ちしております。
著者 : 山下華鈴(MAエンジニア)