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  • MIT CREATIVE
  • 2025.09.17

【STUDIO A使用】ラジオCMの収録業務に参加~新システム導入で変化した作業環境や収録方法について

MIT CREATIVEではテレビCM、ラジオCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTubeで使われる楽曲制作や、選曲、効果音制作など、音に関わる様々な業務を幅広く行っております。

MIT STUDIOが三田(田町)から東新宿へと移転し、各スタジオも一新いたしました。慣れ親しんだ三田でのスタジオ作業は終了しましたが、東新宿の新スタジオは、システム的にはそのままのところ、変わったところがあり、私含め、エンジニアも日々試行錯誤しながら作業を進めております。

先日、STUDIO AにてラジオCMの収録を行いましたので、「効果マン目線」で作業の違いについてご紹介いたします。

編集作業環境の違いについて

効果音とBGMが必要だった為、事前にデータ(wavデータ)を準備し、スタジオへ入りました。

以前は、データをアシスタントエンジニアに渡してデータを取り込んで貰い、適宜指示して効果音やBGMを貼り付けておりましたが、効果マンの席にもモニター、キーボード、マウス一式が設置している為、自身で編集が出来るようになりました。

効果スタッフ用のデスク
効果スタッフ作業時のデスクの光景

少し注意したいのは、1台のPCでミキサー、アシスタント、効果の3名が触るので、同時に作業が行えないこと。急に効果音が必要になった時や、こちらから新たに提案したい効果音を用意するときにすぐにPCを触ることはできないため、多少の時間ロスが発生する場面があります。

それを回避するために、私は自身用のサブPCも準備しておいて、そこから一度編集、効果音探しを行い、メインのPCにデータを共有して作業に戻るといったやり方をとりました。

今回はあくまで一例に過ぎませんので、以前から別PC持参して、プロツールスのセッションを同期させるやり方もできますし、外部の効果マン用の別PCもありますので、事前にご確認頂くようお願いいたします。

収録方法の違いについて

収録に関してですが、こちらは以前と変わらずですが、STUDIO Aはアフレコブースになっているため、多人数収録も可能となりました。

関連リンク:STUDIO A

収録方法はディレクターや、ミキサーによって変わります。4名必要なラジオCMでは、4名同時に入って収録したり、1名1名バラバラに収録したりと様々です。同時収録の場合は4名入るだけのスペースも必要になってきますので、その点だとSTUDIO Aは問題ありません。

またSTUDIO Aでは、AVID S1が2台用意可能ですので、1台はミキサー、1台は効果マンが動かすこともできます。ラジオCMではあまり使用しないかもしれませんが(基本はアニメのダビングでの使用が多いと思います)。

AVID S1

今回はありませんでしたが、ポン出しも以前と同様に行えますので、こちらは次回にご紹介できればと思います。

音の関するご相談お待ちしています

いかがでしたでしょうか。ラジオCMの収録は無事に終了し、新しいシステム導入により、対応可能な業務が広がり、外部の効果マンの方々にも、より柔軟に対応できるようになりました。

MIT CREATIVEでは、作曲・編曲、効果音制作、レコーディング、mix、キャスティングなど、一連の行程を、まとめてワンストップで行うことが可能です。テレビ/ラジオ/WEB CMの音楽や、ゲーム音楽、YouTubeのオリジナル楽曲やBGM、タイトルで使用するジングル、サウンドロゴ、効果音など幅広く承っています。音でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談・お問合せください。

著者:廣澤拓郎(サウンドクリエイター)

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