- STUDIO
- 2025.04.22
【izotope RX】最新バージョン「RX11」を導入~アップデートされた「Repair Assistant」の使い方をご紹介
4月になり新しい季節がやってきました。新しい環境で大変だと思いますが、お互い頑張りましょう!新しい事と言いますと、MIT STUDIOでも、ついにiZotopeの最新バージョン「RX11」を導入いたしました。今回は、MAアシスタント目線で「RX11」の便利な機能についてご紹介いたします。
バージョンアップしたRepair Assistantにより作業時間が短縮
MAアシスタントは、ボイスサンプルのノイズカットをする為に、普段からiZotope RXを使用しております。その際ノイズを1つ1つ手作業で処理しているのですが、ノイズの量によっては思っているよりも時間がかかってしまいますが、バージョンアップしたRX11の「Repair Assistant」を使用すると、ノイズカットしたいファイルを取り込めば、簡単に除去出来るようになっておりますので、全て手作業していたより少し時間が短縮出来るようになりました。

Repair Assistantの使い方
ノイズをカットしたいファイルを、RX11に取り込み、右上のRepairAssistantをONにいたします。今回私は、声の音声を処理したいので、真ん中のvoiceモードを選びます。その後RX11に取り込んだファイルを選択し、Learnボタンを押しますと自動でAI解析、提案をしてくれます。
解析したデータでRenderを押すと、ノイズが除去されます。解析をしてくれますが、そちらよりも少しだけ微調整をしたい場合にも、とても簡単に変更ができる点が私的にとても嬉しいです。またRenderを押す前に、耳マークを選択致しますと、処理する音声を聞くことが出来ます。機能について簡単にですが説明させて頂きます。
CLEANUP
ノイズと響きのレベルを調整出来ます。
- De-noise ホワイトノイズを除去
- De-reverb 響きの調整
- De-ham 電波障害などの「ブー」という低い音の除去
- De-click リップノイズの削減
TONE
イコライザーで特定のノイズを軽減出来ます。
DE-ESS
歯擦音の軽減させて他の音とバランスを取るようにしてくれます。
DE-CLIP
急なボリュームの変化の音割れの軽減してくれます。
今回は初期の組み合わせでご紹介いたしましたが、こちら以外にも自分で組み合わせる事が可能ですので、自分の使いやすい様に変えられるのもまた嬉しいです!
いかがでしたでしょうか、もちろん最後には自分で確認するのですが、普段かかっていた作業時間よりもとても早く、より細かくクオリティを上げる事が可能になりました。また普段ノイズカット以外の作業は、基本Pro Toolsを使用しておりましたが、今回iZotope RXの便利さを改めて知り、容量よく使い分けていきます。今回はiZotope RXの事についてお話致しましたが、別のブログではまた違った視点から様々な内容をご紹介しておりますので、是非チェックして見てください!MIT STUDIOまで、ぜひお気軽にご相談・お問合せお待ちしております。
著者:鈴木 瑞(MAエンジニア)