- STUDIO
- 2023.12.06
【新規導入】真空管マイクGolden Age Project『GA ELA M 251E』
この度、MIT STUDIOに新しいマイク、Golden Age Projectの『GA ELA M 251E』を導入いたしました！このGolden Age Project「GA ELA M 251E」は、ビンテージマイク（Telefunken ELA M 251E）を、細部まで再現した真空管マイクになります。
Golden Age Project『GA ELA M 251E』
仕様
音響動作方式 ：プレッシャー・グラジエント・トランスデューサー
カプセル： K251D
チューブタイプ： EH6072A
ポーラーパターン： カーディオイド＆フィギュア8＆オムニ
周波数応答範囲： 20Hz-20kHz
感度： -34.5dBV
出力インピーダンス： 200Ω
最大SPL： 136dB
全高調波歪率： 0.3%未満
ノイズフロア： -83dBV, A-weighted
電源： 付属専用電源
直径：52mm
長さ：220mm
重量：0.58 kg
MIT STUDIOでは、ビンテージ機材を多く取り揃えており、今までボーカルレコーディングでは、下記のマイク類が使用頻度の高いマイクとなっておりました。私自身もMIT STUDIOで、ボーカルレコーディングをする際には、楽曲やアーティストの声に合わせて、これらのマイクを使用することが多いです。
ボーカルレコーディングでよく利用するマイク
- SONY C-800G
- NEUMANN M149
- NEUMANN U67
- NEUMANN U47 tube
- NEUMANN M269c
- NEUMANN 87Ai
マイクのデモンストレーション
MIT STUDIOで『GA ELA M 251E』を導入したきっかけは、とある現場でボーカルレコーディングのアシスタントエンジニアとして現場に着いた時に、Golden Age Project『GA ELA M 251E』を、持ち込まれたエンジニアさんがいました。音を初めて聞いた時に、よく使用するSONY C-800GやNEUMANN M149、NUEMANN U67とは違った良さがあり、スタジオにあれば必ず武器になると感じ、その後すぐにスタジオでデモ機を借りました。
スタジオに導入する前に、実機を借りマイクのデモをし、実際に複数の現場で使ってみて、クライアントやアーティストからも良い評価をいただき、MIT STUDIOの他のエンジニアからも、気に入ってもらえたので『GA ELA M 251E』を2本導入する運びとなりました！2023年10月末から導入しており、すでにさまざまな現場で使用しております。
私が実際に使用してみて、レンジが広く中域がなめらかで聞きやすい、高域部分のキラッとした成分もあり伸びやかな艶感があると感じました。外部のエンジニアさんにも何度か使用していただいていますが、「音が太くて良い」、「レンジが広い」、「ミックス時の処理が楽」と、ご好評をいただいております！
また、マイクを利用したアーティストご本人からも、歌いやすいと言っていただけることが増えたので、導入して良かったと思っています。また、ボーカルレコーディングだけでなく、楽器のレコーディングにも使用できます。ストリングスや金管、木管楽器、リズムなどにも幅の広く使用いただけるマイクです。
先日、STUDIO１にて、ストリングス研修を行い、その際に『GA ELA M 251E』をアンビエンスマイクとして立ててみましたが、中域に密度がしっかりありとても良かったです（ストリングス研修についての詳細は、今後のブログでご紹介いたします！）。
MITSTUDIOでは、プロユースのレコーディングスタジオとして、これからも新しい機材も取り揃えていこうと考えております。皆様のご要望や、おすすめ機材などもありましたら、どんどんお聞かせください！お問い合せもお待ちしております。
