TOP > TOPICS(更新記事一覧) > 機材紹介 > ビンテージマイク『Neumann U47・U67』~指向性や使用場面について
  • 機材紹介
  • 2020.03.09

ビンテージマイク『Neumann U47・U67』~指向性や使用場面について

MIT STUDIOでは様々なマイクをご用意しており、日々様々な案件で使用されています。今回はその中から、マイクといえば必ず名が挙がるほど有名なNeumann製のマイクから2つほどご紹介致します。

Neumann U47

1949年に製造されたNeumannU47は製造されてから今日に至るまで、その時代の音楽から流行りの音楽まで多くのアーティストに使用されているマイクです。MIT STUDIOではボーカルの収録でよく使用されます。

ですが、U47は1949年代に製造開始され、1965年に生産終了したマイクなので常備されているスタジオは少なく、スタジオによって修理やメンテナンスの過程で部品が変わっており音が違います。

弊社のU47もオリジナルのものとは違いますが、低音がふくよかで、男女問わずにボーカルで使用されることが多いです。他にもウッドベースやアコースティックギターなどの楽器にも使用されています。

U47は初めて指向性スイッチを搭載したマイクとして製造され、「単一指向性」と「無指向性」の指向性スイッチが備え付けられています。

指向性にはこの他にも種類があります。主な指向性についてご紹介いたします。

「単一指向性」

「単一指向性」 wikipediaより引用

単一指向性は正面からの音に対して感度が高く、ライブでのボーカルマイクや、楽器のオンマイクに使われる事が多い指向性です。

「無指向性」

「無指向性」 wikipediaより引用

無指向性は全方向に対して収音することが可能な指向性です。主にルームやアンビエンスなど広い空間の響きを録るマイクに多く備え付けられています。

「双指向性」

「双指向性」 wikipediaより引用

双指向性は正面と後方に対して収音することができ、ラジオ等で向かいあって話す際に使用されます。

今となってはあたりまえのように音によって指向性を切り替えてエンジニアは収録を行いますが、この機能もNeumann U47の発売によって始まりました。

U47のサウンドは、世界初のコンデンサーマイクの”CMV3″にも使用されている”M7″マイクカプセルとマイクの増幅、インピーダンス変換を行う”VF14M”という真空管によってできています。

この2つがU47の表情豊かなサウンドを作り出しています。しかし、この”VF14M”という真空管の製造が終了してしまい、その後様々な代替の真空管が試されますが適したものが見つからず、1965年にU47の製造が終了してしまいました。

Neumann U67

Neumann U47についで有名なのが、Neumann U67です。このマイクはU47の製造中止からU47に代わるマイクとして製造されました。U67にはU47では2つしか備え付けることの出来なかった指向性に、双指向性を追加し3つ備え付けて高いユーティリティを実現しました。

このマイクは基本何にでも使えるマイクですが、特に中域はこのマイクでしか出せない音をしています。そのため、ボーカルマイクのファーストチョイスとして使われる事が多く、ギターやストリングスのオンマイクとして使われることも非常に多いマイクです。

今回ご紹介したマイクはいずれも生産が終了していて、オリジナルのものは入手が非常に難しい、いわゆるビンテージマイクですが、オリジナルを基にして復刻版がNeumann社から発売されていたり、各社からオリジナルをインスパイアした製品が発売されています。

以下でいくつかご紹介します。

この他にも多くの製品が発売されていますのでお好みのものを探してみてはいかがでしょうか?

MIT STUDIOでは、この他にも多くのマイクをご用意しています。録音するものによって合うマイクは様々ですので、色々なマイクを是非お試しください。

お問い合わせお待ちしております。

著者: 柘植 裕生(音楽アシスタント)

TOPICS一覧に戻る

topへ戻る