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  • 2023.02.15

初心者向け『iZotope RX10』Repair Assistantの使い方

MIT STUDIOでは、音楽やナレーションの収録だけでなく、音圧調整やノイズカットといった業務も承っております。今回は2022年に、新しくリリースされた、音声編集には欠かせない「RX10」の使い方を、初心者向けにご紹介いたします。RXについては過去のブログでも、ご紹介されていますので、ぜひそちらもご覧ください。

関連リンク:レコーディングスタジオ御用達音声修復ソフト~『iZotope RX8』新機能レポート

Repair Assistant

初めてRXを触る方は、どのモジュールを使用して、どのような処理をすればいいのか、分からない方がほとんどだと思います。そのような場合に使用していただきたいのが、バージョンがRX10になり、かなりアップグレードされた「Repair Assistant(リペアアシスタント)」です。Repair Assistantとは音の問題を自動解析し、修復してくれる機能です。今回はその使い方をご説明します。

Repair Assistantの使い方

画像右上に「Repair Assistant」があるのでクリックしてください。

Repair Assistant(赤枠内)

するとRepair Assistantのウィンドウが表示されるので、まずは画面の中央上にある所で、音源の種類を選びます。音声モードや音楽モードなど、合計4種類のモードがあります。バージョン10.1.0よりカーソルを合わせると、日本語のガイドが出るようになったので、どのような機能か分からないときに、ご活用してみてください。

モードを選択したら、上にある「Learn」ボタンを押します。すると解析がはじまり、その音声にあったパラメーターが設定されます。画面右下にあるRenderを押すと、処理が始まります。これでノイズ除去が完了となります。Repair Assistant使えば、こんなにも簡単にノイズ処理ができます。

処理が甘いと感じたら、画面中央の円をドラッグし上に動かすと数値が上昇し、より強く処理がされます。処理が強過ぎる場合は下に動かすと数値が減少します。

設定値を個別で調整することも可能で、こちらも同じく対応するモジュールの、円の中央を上下に動かせば設定値を変えることが可能です。また、モジュールの名前の横にある、電源マークみたいなのを押せば、個別にモジュールをオンオフすることもできます。

範囲選択をすれば、選択部分だけ処理することができたり、1回だけRenderするのではなく、2回Renderすると効果的になる場合もあるので、色々と試しながら使うのがおすすめです。

今回はRX10の「Repair Assistantの使い方」についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。この機能を使えば、初めてRX触る方でも簡単にノイズ除去をすることができます。

今回は初心者向けに、ご説明しましたが、他にも様々な機能があり、RXを使用すればどんなノイズでも除去や軽減をすることが可能です。他の機能説明については、次回以降にご紹介できればと思います。

音圧調整や、ノイズカットといった、音に関する様々な困りごとがございましたら、お気軽にご相談・お問合せください。

著者:エディター

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