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  • 2025.03.17

ブラス音源「Session Horns Pro」で簡単にフレーズを鳴らせる機能「ANIMATOR」をご紹介

MIT CREATIVEでは、WEB/TVCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTube等で使われる、BGM制作や、選曲、効果音制作など、「音」に関わる業務を、幅広く行っております。今回は、DTM初心者の方にも使いやすい「Native Instruments」の、ブラス音源「Session Horns Pro」についてご紹介させていただきます。

関連リンク:Session Horns Pro公式サイト

Session Horns Pro~ANIMATOR機能のご紹介

ブラス音源は大きく分けてオーケストラ、エピック系の音楽向けの大編成なブラス音源と、軽いサウンドで小編成のポップス等の音楽向けブラス音源がありますが、「Session Horns Pro」はどちらかというとポップスに向いた音源になるかと思います。

こちらの音源はもちろん自分でフレーズを打ち込むこともできますが、1つの鍵盤を押すだけでブラスアレンジにありがちなフレーズを鳴らすことができる「ANIMATOR」という機能もあります。今回はそのANIMATORに焦点を当ててご紹介したいと思います。

Session Horns Pro画面

まずSession Horns Proを立ち上げる際に、選べるプログラムは画像の左部分のように3種類あります。

  • Session Horns Pro – Keyswitch
  • Session Horns Pro – Performance
  • Solo Instruments

ANIMATORを使うには「Performance」をクリックし起動します。

Performance左下「ANIMATOR」

この状態で演奏すると、まだ自分で押したキーの音しかなりませんが、左下の「ANIMATOR」をクリックし点灯させるとキーを1音押すだけでフレーズが鳴るようになります。まずは各つまみ、スイッチの部分からご紹介します。

TEMPO

フレーズのテンポを、DAWで設定したBPMの倍の速さにしたり、逆に半分の速さにしたりできます。

SWING

リズムの揺れ、グルーヴ感を調整できます。

One Shot

ONにするとキーを一度押した後、離してもフレーズ全体を演奏してくれます。OFFの場合は、キーを押している間のみ演奏され、離したら止まります。

Harm / Unison

Harmにすると、フレーズ中の和音部分は和音のまま演奏されますが、Unisonにすると全体的にユニゾンで演奏されます。

Rhythm Only

ONにすると、フレーズの音程の動きが無くなり、単音(右上のSmart ChordがONの場合は和音)でフレーズのリズムのみ反映されます。

Humanize

このノブを上げれば上げるほど、タイミング、ベロシティやピッチなどの誤差が大きくなっていきます。

フレーズを選ぶ際はまずはR&B/SOUL 、Latin、POP等6種類のジャンルから選び、それから曲に合うフレーズをキースイッチで選ぶことができます。

フレーズ数はジャンルによってバラつきがありますが、4種類~12種類のフレーズが用意されています。最後に今回ご紹介した、ANIMATORの機能を使用した楽曲を、Audiostockに登録しているので参考に聞いていただければと思います。

関連リンク(Audiostock):コミカルで楽しい雰囲気のBGM

いかがでしたでしょうか。次の機会では、ANIMATOR以外の基本機能もご紹介できればと思います。

MIT CREATIVEでは、WEB・TVCM、そしてゲーム等に使用される、BGMやジングル制作を行っております。「音」にお困りの方は是非、ご相談・お問合せください。

著者:針生将宏(サウンドクリエイター)

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