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  • MIT CREATIVE
  • 2023.04.01

和風BGMに合うコストパフォーマンスに優れた和楽器音源を3つご紹介~尺八・和楽器各種・篠笛

MIT CREATIVEではWEB・TVCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTube等で使われる、BGM制作や、選曲、効果音制作など、「音」に関わる業務を、幅広く行っております。今回は、和風BGMを作る際に便利な、和楽器音源をいくつかご紹介したいと思います。

まずはこちらのデモをお聞きください

今回のデモでは下記の音源を使用しています。

Rast Sound – Master Shakuhachi

木管楽器「尺八」の音源です。奈良時代に中国から日本に伝わったとされており、現在では時代劇や民謡でも馴染のある楽器です。こちらの音源には、尺八奏者の「福田輝久氏」の演奏が収録されています。

アーティキュレーションは、画像のようにビブラート、サスティーン、スタッカート等、計9種類用意されています。ただキースイッチ自体で切り替えられる奏法は、6種類のため注意が必要です。

尺八に限らず日本の伝統楽器音源は、今のところ少なく、ようやく音源を見つけても実際の演奏動画等と見比べると違う楽器に聞こえてくるような音源もある中、こちらの音源はプロフェッショナル奏者の演奏が収録されているため品質はもちろんのこと、ノイズ成分やビブラートの動きからも「和」を感じられることが最大の特徴ではないかと思っています。

Rast Sound – Master Shakuhachi

関連リンク:Rast Sound – Master Shakuhachi購入サイト

UVI – World Suite 2

世界の伝統楽器、民族楽器がまとめられた音源です。和楽器では琴、三味線、琵琶、尺八、長胴太鼓、締太鼓が収録されており、音源1つで1曲作れてしまうボリュームだと思います。日本だけでなくアジア、アフリカ、南アメリカ、東ヨーロッパ、中東等といったカテゴリーで分けられており、369の楽器が収録されているため、世界の伝統、民族的な音楽を作る際に、持っておきたい音源です。

今回のデモでは、この中から和太鼓の「長胴太鼓」を使用してみました。長胴太鼓は、お祭りでも良く使われている、打楽器です。この音源では、収録されているサンプルも多く、ドライに収録されているので扱いやすく、音の距離感が気になる場合は、下記画像左端の「Sound」でマイキングの調整ができます。

UVI – World Suite 2

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LEGATONE – SHINOBUE – 篠笛 –

木管楽器「篠笛」の音源です。こちらもお祭りで良く見かける楽器で、「ピーヒャラ」という擬音でも有名です。また、竹笛や祭り笛と呼ばれることもあります。こちらの音源は、特に細かいアーティキュレーションの調整をしなくても、レガートの動きをリアルに再現でき、音はドライで癖がないため、ピッチベンドが描きやすい印象です。

LEGATONE – SHINOBUE – 篠笛 –

関連リンク:篠笛音源 SHINOBUE – 篠笛 –購入際サイト

今回ご紹介した音源は、価格もお手頃で、コストパフォーマンスに優れた音源なので、和楽器音源が欲しいけど、どれから手を出せばいいか分からない方にオススメです。

また、他に紹介しきれなかった和楽器音源もあるので、またの機会に改めてご紹介できたらと思います。今後とも幅広くご要望に応えられるよう、使用音源、機材など随時アップデートしていきたいと思います。

MIT CREATIVEでは、WEB・TVCM、そしてゲーム等に使用される、BGMやジングル制作を行っております。もし「音」にお困りの方は是非、ご相談ください。

著者:針生将宏(サウンドクリエイター)

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