- MIT CREATIVE
- 2020.03.17
ゲームの視覚エフェクトの効果音制作~『迫力のある音』の作り方について
MIT CREATIVEでは効果音制作や選曲・オリジナル楽曲の制作を行っております。今回はゲーム効果音制作の一部についてご紹介いたします。
視覚エフェクトに対する効果音
ゲームには様々なジャンルがありますが、最近ではグラフィックが進化し、魔法のような視覚エフェクトが綺麗に表現されるようになりました。そういった映像のエフェクトに対して効果音をつける際、どのように制作するかについてご説明いたします。
キラキラした光の音
キラキラした光の粒子の音は皆さんも頭の中でどのような音なのかイメージが湧いてくるかと思いますが、今回はウィンドチャイムという楽器の音で表現してみます。
制作方法としては弊社の効果音ライブラリーからウィンドチャイム系の音を用意し、混ぜながら加工していくことが多いです。しかし映像にエフェクトが表示されている間は効果音も鳴っていなければいけないので、鍵盤を押している間、違和感なく音が鳴り続けてくれるような楽器音源を使用することもあります。
楽器音源の場合、私がよく使用するのはEASTWESTのHollywood Orchestral Percussionに収録されているSpectra Mark Sound Tree です。
打ち込む際、音階によって音の鳴り方が変わるので、バリエーションを自由に作ることができます。この音源を利用し作成した音がこちらです。 個人的に音が神々しい印象なので重宝しております。
魔法を勢いよく放った音
次に応用編として、ウィンドチャイムの音を使って魔法を勢いよく放った時の音を簡単に作ってみました。先ほどは尺の長い音でしたが、今度は魔法を放つイメージなので短めの音を効果音ライブラリーから用意しました。
更に以前ブログでご紹介したWhoosh FXで風切り音を作成し、混ぜながらボリュームやパンなどもろもろ調整を行い、迫力のあるサウンドに仕上げていきます。
関連リンク:【使用音源紹介】Whoosh fx ~BGMや風切音などの効果音制作時に使用
完成した音はこちらとなります。
今回はゲームの効果音制作方法を一部ご紹介致しましたが、MIT CREATIVEではゲーム以外にも様々な効果音制作を行っています。
関連リンク:効果音の作成方法をご紹介~CM・VP・ゲームの効果音作成承ります
ゲームの効果音だと2020年1月に発売されたセガゲームス「龍が如く7」の効果音の一部を担当しました。この作品でも今回のテクニックを使用して制作しております。
関連リンク:【公式】セガゲームス 龍が如く7
業務実績: 龍が如く7
私たちは効果音制作以外にもBGM制作なども行っております。更に詳しい業務内容・実績はMIT CREATIVEで紹介しております。 効果音・BGMなどのデモ・サンプル楽曲を試聴してみたい方などいらっしゃいましたら、ご用意致しますのでお気軽にお問い合わせください。
著者:針生将宏(サウンドクリエイター)