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  • 2022.07.15

Pro Tools新機能紹介~バージョン2022.4

MIT CREATIVEではテレビCM、ラジオCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTubeで使われる楽曲制作や、選曲、効果音制作など、音に関わる様々な業務を幅広く行っております。

サウンドに関わる仕事にはなくてはならない『Pro Tools』ですが、現在、Pro Tools 2022.6が最新バージョンです。今回は、2022年4月に公開された2022.4バージョンで、追加された機能がいくつかありますので、その新機能をご紹介したいと思います。新機能をご紹介する前に、2022.4バージョンからPro Toolsラインナップが変更されておりますので、先にご紹介します。

Pro Toolsラインナップ(2022年7月現在)

以前はPro Tools FIRST、Pro Tools(無印)、Pro Tools ULTIMATEの名称でしたが、今回から、Pro Tools Artist、Pro Tools Studio、Pro Tools Flexとなっております。

ProTools Artist…(年間サブスクリプション価格税込¥12,870)

以前のPro Tools FIRSTのポジションになるのですが、無料ではなくなりエントリーユーザー向けになっております。Pro Tools FIRSTで色々な制限がありましたが、それがなくなりPro Tools Studio、Pro Tools Flexとのやり取りもスムーズにできるようになりました。

Pro Tools Studio…(年間サブスクリプション価格は税込38,830円)

以前の無印ポジションですが、従来よりも扱えるオーディオトラック数が増え、サラウンドとDolby Atmos®ミキシング、高度なオートメーション機能など、多く機能強化されてます。

Pro Tools Flex…(年間サブスクリプション価格は税込129,800円)

Pro Tools Flexは、Pro Tools Ultimateソフトウエアに加え、追加コンテンツとサードパーティ・ライセンスを含んだサブスクリプション・バンドルです。

現行のPro Tools Ultimateサブスクリプション・ユーザーは、最新バージョンのPro Tools Ultimateソフトウエアを含む、Pro Tools Flexサブスクリプション・バンドル全構成を入手可能です。一方、有効なプランをお持ちのPro Tools Ultimate永続版ユーザーの場合は、Flexに含まれる追加コンテンツは含まれませんが、これまで通り機能強化された最新のPro Tools Ultimateソフトウエアを入手することができます。更に詳細や比較したい方は下記公式サイトをご確認下さい。

関連リンク:Pro Tools公式サイト(ラインナップ紹介)

Pro Tools 2022.4の新機能

私が気になっているカスタム・キーボード・ショートカットのほかにも、いくつか新機能が追加されてますのでいくつかご紹介いたします。

●Pro Tools Search(検索機能強化)

Pro Toolsの検索機能が、コマンド名やオブジェクト名で実行することが可能に。この機能を使って効率化するところまでにはまだ至っていませんので、もう少し弄り倒したいですね。

●Dolby Atmos 関連強化

Dolby Atmos Plug-in オートメーションを、パン・オートメーションにデュプリケイト可能

●GrooveCell音源

ドラムマシーンサンプラー。こちらもそこまで触ってないので今後使ってみたいと思います。

関連リンク:Pro Tools公式サイト(2022.4紹介)

カスタム・キーボード・ショートカット

カスタム・キーボード・ショートカットとは、これまでショートカットがなかった機能にショートカットを割り当てたり、自由に組み替えられるようになりました。ただマクロを組むのは無理そうです。

場所ですが、[設定]→[キーボードショートカット]です。(Control+Shift+K)

膨大の量のコマンドが出てきますね。見つけるのにも苦労しそうですが、検索やタグ、フィルター機能もあるので探し出すことも可能です。

個別で設定し、保存もできるので、外部スタジオで作業する時もインポートすれば使用できますし、作業別にそれぞれの設定を用意しておくものいいですね。

Pro Toolsのカスタムショートカットはようやく来ましたね。他のDAWは、更に細かく設定できるものもあります。より効率的な作業ができるように、自分仕様にカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。

MIT CREATIVEでは作曲・編曲、効果音制作、レコーディング、mix、キャスティングなど一連の行程をまとめて一度に行うことが可能です。テレビCM音楽やゲーム音楽に限らず、YouTubeのオリジナル楽曲やBGM、タイトルで使用するジングル、効果音なども承っていますので、お困りの方はぜひお気軽にご相談・お問合せ下さい。

著者:廣澤拓郎(サウンドクリエイター)

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