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  • 2020.01.18

ゲームの内容で異なる音声収録時の声優さんの体勢について

MIT STUDIOに勤務し始めて7年ほど経ちますが、 以前の記事に引き続き、 私の経験上の独断と偏見で、今回も謎多きレコーディングの一部『役者さんの収録時の体勢の割合』についてご紹介いたします!

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立って収録される役者さんは全体の約2割ほど

ゲームの音声収録は、声優さん1名での収録が多く、他の役者さんと一緒になることはほとんどありません。収録の仕方も十人十色です。ゲーム収録と聞くと座って収録するイメージが多いと思いますが、実は役者さんによっては立って収録されることもあります。『声を張らないキャラクター』でも『ぼそぼそ(ひそひそ)キャラクター』でも長時間の収録でも、どんな種類の収録でも、立って収録される役者さんは全体の約2割ほどいらっしゃいます!

制作の方からも「今から収録する役者さんは立ちです」などとおっしゃっていただくこともあります。現場をスムーズ進めるための配慮をしていただいてこちらも助かります。立ちのほうが声が出ると言いますが、それだけではなく、声の出し方、マイクの使い方など、それぞれ役者さんの技術・こだわり部分!役者さんによっては座った方が良い音(声)になる。などなど、声は奥深いですね。そこで!!実際にどんな割合で収録しているのかをまとめてみました。

音声収録時の体勢の割

戦闘ゲーム(張り台詞多め)の場合~3割座り/7割立ち

張る声が多い場合は立って収録される方が多いです。体を使って声を出しているので、収録中に腰にコルセットをつけて叫ばれてる方もいらっしゃいます。命がけです。。

写真協力:立ち収録風景と奇跡的に写り込んでしまった根津さん。

恋愛ゲーム・日常(日常会話)の場合~8割座り/2割立ち

張ることが少なく、収録時間も長いため、ほとんどの方が座っております。

ただ弊社の1st、2st、3st、は背の高い方でも立ちマイクでいけますが、5stは天井が低いため、対応できないこともございます。 5stの天井高さだと身長180cm以上の方は天井に頭が着いてしまうかもしれません。 申し訳ございませんが、ご理解とご協力をお願いいたします。

地下への階段はご注意ください

天井繋がりでご注意をしていただきたいのは、MIT STUDIOの地下に向かう階段です。身長160cmあればぶつかってしまうぐらい天井が低いです。そして下に降りるほど低くなるので(斜めになっています)油断していると頭をぶつけてしまいます。身長の高い方は、屈んでいただくか、エレベーターのご利用をオススメいたします。

地下へ行く階段・5stの天井、背の高い方には何かとご不便かと思いますが、ご利用の際は頭上にご注意ください。お客様からは秘密基地みたいだとフォローされたことも、、どうぞ、秘密基地に遊びに来てください。笑

ご要望に合わせ柔軟に対応いたします

収録時は基本座りで準備しておりますが、数十秒あれば、立ちマイクにも変更できます。「立っても大丈夫ですか?」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、役者さまも制作さまも変更希望の場合は、なんでもおっしゃってください‼︎皆様からのお問合せお待ちしております!

著者:林 かほる(MAエンジニア)

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