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  • 2023.08.08

マイクを安全保管に保管~デシケーターや専用マイクケースをご紹介

以前のブログにて、MIT STUDIOの社内メンテナンスをご紹介をさせていただきましたので、今回は機材の保管方法を『マイク』に絞ってご紹介いたします。

関連リンク:社内メンテナンス導入~コンソールや使用頻度の少ない機材状態をより良好に

デシケーターの役割

マイクは基本的に『デシケーター』に入れて、保管しています。デシケーターとは、日本語に訳すと「防湿庫」。湿気を嫌う物を乾燥状態で補完するための保管庫です。

マイクの性質上、湿度が高いところで保管するということは、ダイヤフラムに水分の付着、カビが生えたりすることによる、音質の低下や故障に繋がります。いつでも最高の状態でマイクをご利用いただくために、日々デシケーターでの保管や、その他取り扱いに気をつけています。

真空管マイクの運搬・保存用ケース

マイク本体は上記の通り、デシケーターにて保管していますが、真空管マイクには、専用電源やケーブルもあります。こちらはデシケーターに入れる必要が無いので、弊社でDIYしたこちらのケースに入れて保管、運搬しています。

DIYした真空管マイク用ケース

それぞれ専用電源、マイクケーブル、ホルダー、マイクを入れるスペースを設けてあります。マイクの種類により、ケース自体の大きさを変えたり、中のスポンジ部分の切り抜き方を変えたりして、安全かつ使いやすく運用できています。

このケースを導入したことにより、機材の管理がしやすくなったり、機材庫のスペースをより有効活用できるようになりました。また、他スタジオにマイクを持って行く際にも、このケースを作ってから、かなり持ち出しやすくなりました。

マイクの不調などで、修理に出す際は、今まで段ボールを組み立て、緩衝材を探し出して詰めて・・・と、少し手間がかかる作業でしたが、専用ケースがある事により、安全な上でかなり作業時間も短縮できるようになりました。

管理・メンテナンスの行き届いたマイクをぜひご利用ください!

今回は「マイクの保管方法」を、ご紹介しました。普段の管理、メンテナンスは毎日のプログラムを行う上で、その土台ともなりうる大切な仕事の一つです。

MIT STUDIOでは、ヴィンテージの真空管マイクをはじめ、メンテナンスが行き届いた機材でお客様をお待ちしております!予約が必要な機材もございますが、機材が空いていれば、当日でも対応可能です。様々な機材がありますので、ぜひお問い合わせ下さい!

関連リンク

著者:小島悠輔(音楽エンジニア)

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