TOP > TOPICS(更新記事一覧) > BLOG > ラジオCMや各種ストリーミングサービスの音声納品形式・フォーマットをご紹介
  • BLOG
  • 2022.10.14

ラジオCMや各種ストリーミングサービスの音声納品形式・フォーマットをご紹介

MIT STUDIOでは、ゲームや企業VP(ビデオパッケージ)の収録だけではなく、ラジオCMの収録・MIX、そしてRadi Posへのアップロードまでを行うこともあります。そんなラジオCMにおいて、最近よく「radikoやSpotifyへの納品データも一緒に作成したい」という、ご要望をいただきます。

そして「Radi Pos用のデータとradiko用、Spotify用のデータ、音声フォーマットや、音の大きさに違いはあるのでしょうか?」という、ご質問もよく頂きますが、結論からお答えしますと、この3種類の納品形式・フォーマットはすべて異なります。

今回は、上記3種類の納品フォーマットに加え、その次に作成する機会の多い、コンビニエンスストア用の納品フォーマットも合わせてご紹介致します。(2022年10月時点)

Radi Pos(ラジポス)用納品データ形式

Radi Pos(ラジポス)とは、2017年4月より運用が始まった、ラジオCMのオンライン送稿システムです。

関連サイト:ラジオオンライン送稿システム「Radi Pos」

2018年4月以降に制作されたラジオCMは、全てRadi Posを使用しての搬入になります。

  • 音声ファイル形式:48kHz、16bit、2チャンネル、リニアPCM
  • ラウドネス値:-20dBFS
  • その他規定:「レベル規正用信号(1kHz)」を10秒、次にクレジット、次にCM素材本編という順に並べてファイルを作成。

更にファイルの前後や信号とクレジットの間、クレジットと本編の間に規定秒数の無音を挿入しなくてはいけないので、Radi Pos用のデータを作成する時は注意が必要です。

関連リンク:ラジオCMオンライン送稿システム「Radi Pos」~よくあるお問合せ

radiko(ラジコ)用納品データ形式

radikoとは、スマートフォンやパソコンを使用して、無料でラジオが聴けるサービスです。

  • 音声ファイル形式:48kHz、16bit、2チャンネル、WAV
  • ラウドネス値:-13LKFS(±1.0dB)もしくは-13LUFS(±2.0LUFS)
  • その他規定:ファイルの容量は最大250MBまで。広告の前後に0.2~0.3秒の無音が必要。上記無音を含めて20・40・60秒のデータを作成。

Spotify(スポティファイ)用納品データ形式

Spotifyとは、無料で音楽やポッドキャストを楽しめる、音楽ストリーミングサービスです。

  • 音声ファイル形式:WAVもしくはMP3 / WAV:44.1kHz、16bit / MP3:192kaps以上
  • ラウドネス値:-14dB LUFS integrated (ピーク -1dB TP以下)
  • その他規定:ファイルの容量は最大1MBまで。オーディオの長さは最大30秒まで。

コンビニエンスストア納品データ形式

FamilyMart用納品データ形式

  • 音声ファイル形式:44.1kHz、16bit、WAV
  • その他規定:広告の前後に1秒の無音が必要。上記無音を含めて15・30秒のデータを作成。

LAWSON用納品データ形式

  • 音声ファイル形式:44.1kHz、16bit、WAV、モノラル

ミニストップ用納品データ形式

  • 音声ファイル形式:44.1kHz、16bit、WAV

以上のデータが、MIT STUDIOで、作成する機会の多い、広告音声の入稿規定になります。このように、納品媒体によって、少しずつ規定が異なります。ここで紹介していない媒体であっても、入稿規定をご提示いただければ、データの作成は可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

誤ったデータで納品してしまうと、制作したCMが流れないなんてことにもなりますので、常日頃からラジオCM等の制作をしている、MIT STUDIOにぜひお任せください。

著者:山下 華鈴(MAエンジニア)

TOPICS一覧に戻る

topへ戻る