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  • 2022.09.06

音楽レコーディング~ミックス作業の流れについて

今回は音楽レコーディングの「ミックス作業の流れ」についてご紹介します。レコーディングの流れについてはいくつかご紹介しているのですが、ミックス作業にもいくつかやり方の流れがあります。今回はその一例をご紹介いたします。

参考リンク:アーティストのレコーディングに参加~収録とミックスで担当エンジニアが異なる場合

スタジオ仕込みからのスタジオチェック

これが昔からの定番で、一番馴染みのある方法だと思います。まずお客様とミックスの確認日と時間を決めます。今回は仮に20時とします。そしてその日に合わせて前日までにミックスするデータをいただきます。当日の13時ぐらいからエンジニアがスタジオに入り、ミックス作業をします。そして20時から作家さんやディレクターさんなどがスタジオ入りして、みんなでミックスを聴いて確認をしていきます。

スタジオチェックのメリット

このやり方の良いところは、みんなで集まって確認作業をするためスムーズに進めやすいところです。実験的にいろいろ試してみたりすることもすぐできるので、その場の新しいアイディアで面白いものが生まれることもたくさんあります。またミックス作業と確認日が1日にまとまり、タイトなスケジュールな時でも安心です。確認日が音源納品日にもなるのでその後のスケジュール組みなどもしやすくなります。

ネットチェック

このネット回線を利用して各担当が確認する方法も、もう馴染みのある形として定着しました。これはエンジニアがどこかの時間でミックス作業をして、それをメールなどで担当へ送って確認していただくというやり方です。納品日が決まっている場合は、その日から逆算してミックス作業日を決めます。そしてミックス作業前日までにミックスするデータをいただきます。

例えば〇月1日にボーカルレコーディングを行い、同月20日までに納品の場合は、10日ぐらいまでにデータをいただいてミックス作業をすることが多いです。なぜ早めにデータをいただくかというと、10日にミックス作業をしたとしても作家さんなどが忙しくてすぐに確認していただけるかわかりません。またミックス音源を確認後に「ここを調整してほしい」となった場合も、エンジニアが別の作業で終日動いていてすぐ作業に取り掛かれない場合があります。そうした場合のやり取りの時間として少し早めの日程で、余裕をもって動くことが多いです。もちろん、タイトなスケジュールで動くこともあります。

ネットチェックのメリット

このやり方の良いところは、期間は長めになりますが、みんなの時間を合わせる必要がなく、各々のスケジュールの都合のいいところで、作業や確認ができるところです。また自分の聴き慣れた環境で何度も聴き直すことができるので、ゆっくりと確認して判断することができます。

ハイブリット型

上記、2種を混ぜたハイブリッド型も、コンソールミックスではなくDAWが定着してからは主流のやり方になっています。この場合はミックスするデータは早めにいただいて、エンジニアがどこかの時間でミックス作業をする、というところまではネットチェックと同じで、確認作業のみ各担当がスタジオに集まってチェックするというものです。

ミックスするデータを早めに用意してもらうことにはなりますが、チェック時間のみ、予定を合わせれば良いので、みんなの予定を合わせやすく、スタジオで集まって確認作業ができるのでスムーズに進めやすいです。また新型コロナウィルスが流行っている昨今では、スタジオで集まるのではなく、時間だけ合わせてリモートでミックス確認することも増えてきています。こちらの場合だと自分の聴き慣れた環境で聴けるので判断しやすいという方もいます。

関連リンク:リモートレコーディングの方法について~制作サイドがリモート参加だった場合

いかがだったでしょうか。こちらで紹介した方法以外にも色々な方法があると思います。MIT STUDIOではお客様に合ったやり方をご提案していければと考えています。「こういった場合はどういうやり方が合っているのか?」など、気になることがありましたらぜひお気軽にお問合せください。ご連絡お待ちしております。

著者:加藤 智明(音楽エンジニア)

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