今回は各スタジオの換気について、お話しさせて頂きます。

MIT STUDIOでは各スタジオ、スタッフ側のブース用空気清浄機、役者側のブース用サーキュレーターと、それぞれ各ブースに空気清浄機等を設置しております。基本的に収録中以外は、サーキュレーターを回しており、音を聞くときや、収録をしている際は止め、余計な音を録音しないよう十分気を付けております。

空気清浄機、サーキュレーター共に、風圧を選択できる機器を使用しているため、その場に合った風圧で換気を行う様にしております。また、役者側に設置しておりますサーキュレーターはどれも首ふり対応となっておりますので、短時間でスムーズな換気を行える仕様となっております。

役者の入れ替わりが多い現場などは、特に細かくかつスムーズな換気を意識し、休憩中などの換気も欠かさずするようにしており、入れ替わりの際は換気のことを考え、時間を空けて収録をスタートするようにしております。これから各スタジオに設置しております空気清浄機、サーキュレーターを紹介していきます。

第1スタジオ

1stはブースがいくつかあるため、役者側各ブース（ドラムブース、ピアノブース）に空気清浄機またはサーキュレーターを置いております。

スタッフブース側

・ダイキン　空気清浄機（フラッシュストリーマ）

様々なモードがあり、リモコンひとつで切り替え可能です。

役者ブース側（ドラムブース）

・アイリスオーヤマ　サーキュレーター

第3スタジオ、第5スタジオのサーキュレーターよりもサイズは大きく、風圧、首ふりの切り替えはボタン式となっております。

第2スタジオ

スタッフブース側

・ダイキン　空気清浄機（フラッシュストリーマ）

1stで使っているものと同じものになります。

役者ブース側

・SuitU サーキュレーター

3段階の風圧が選択でき、首ふり可能です。

第3スタジオ

スタッフブース側

・ダイキン　空気清浄機

空気清浄だけでなく、加湿切り替えもできる空気清浄機です。

役者ブース側

・アイリスオーヤマ　コンパクトサーキュレーター

サイズ感はこじんまりとしており、首振り選択、風圧の選択ができるようになっております。

第5スタジオ

スタッフブース側

・アイリスオーヤマ　コンパクトサーキュレーター

同じ型のものは現在生産終了しておりますが、ナノイーモードで除菌、脱臭可能です。

役者ブース側

・アイリスオーヤマ　コンパクトサーキュレーター

3stのサーキュレーターと同じものを使用しております。

MITSTUDIOでは収録環境をより良くするため、日々考え、技術の更新をしております。少しでも良い環境のもと収録できるよう、換気などにも気を配り心地よく使えるスタジオを今後も目指していきたいと思います。これからも、お客様からのご要望に応えていけるよう、精進していきたいと思っておりますので、今後もMITSTUDIOを宜しくお願いいたします。

著者：根津 菜緒子（MAエンジニア）