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- 2022.05.17
【ナレーター・声優の方向け】キャスティング側に好まれる&役立つボイスサンプルについて
以前にもボイスサンプル関連のブログはいくつかありますが、エムアイティギャザリングではフリーランスの方、事務所に所属されている方、老若男女問わずさまざまな声優・ナレーターさんから、ご依頼をいただき「ボイスサンプル」を制作しています。
関連リンク:【ナレーター・声優の方向け】高品質ボイスサンプル制作します
以前のブログではボイスサンプルに必要なもの、収録までの流れをご紹介しましたが、今回はどんなボイスサンプルを録れば、「キャスティングをする方に好まれる」のか、そして稀に「役に立つことがあるボイスサンプル」を、営業での経験を踏まえて書かせていただきます。
声優のボイスサンプルのベース
声優のボイスサンプルには大きく分けて「セリフのサンプル」と「ナレ―ションのサンプル」の2種類あります(細かく言うともっとありますが)。声優さんによっては「私はアニメと外画(洋画吹き替え)にしか興味がないので、セリフのサンプルしかいらないです」という方もいらっしゃいますが、世の中。どのようなところから仕事が舞い込んで来るかわからないため、2~3つぐらい地声に近い声でナレーションサンプルを収録されることをオススメします。
ナレーターのボイスサンプルのベース
逆にナレーターさんによっては、「私はナレーションしかできないので、セリフのサンプルはいりません」と言った方もいらっしゃるかもしれません。実際にナレーションをメインにしている方は、あまりセリフのサンプルは必要ないかもしれません。ただし、例えばラジオCMの収録で、メインナレーターの方に兼役で、「セリフを一言、二言お願いしたい」といったケースがあります。そんな時に、せめて自分の年相応のセリフサンプルと、±10歳ぐらいのセリフサンプルが少しあると、キャスティング側からも参考になり、とても役に立ちます。
上記のように、皆さんそれぞれ目指す道はあるかと思いますが、仕事の幅を狭めない為にも色々なサンプルを収録することは、悪いことではないと思います。
意外と役に立つボイスサンプル
ここでは、今まで営業としての経験上、「こんなボイスサンプルを探したことがある」というボイスサンプルを紹介していきます。
外国語サンプル
ネイティブ方はもちろん、日常会話ぐらいでも外国語が話せる方は、絶対に外国語でのサンプル収録をした方が良いと言っても過言ではありません。特に英語、中国語の二か国語は需要が多いです。ただし、あまり喋れないのに、頑張って外国語サンプルを録ることはオススメしません。外国語が話せる方としてキャスティングされて、現場でトラブルになるケースが考えられます。
方言サンプル
声優にとって訛りは難敵ですが、逆に方言は重宝される場合もあります。私はゲームのキャスティングをしている際に、関西弁を探す事が特に多いですが、関西弁の方以外でも収録しておいて絶対に損はありません。ちなみに過去、会津弁を話せる方を探した経験があります。
フリートークのサンプル
意外とセリフやナレーションだけ送ると、地声も聞きたいと言うリクエストをもらうこともあります。簡単にでも良いのでフリートークを録っておくと良いかと思います。その際、時事ネタなどは収録した時期を感じさせてしまうのでNGです。
クレジット(名前)
役立つとは少し違いますが、稀にどこにもご自分の名前を名乗っていないサンプルを聞いたことがあります。セリフやナレーションのサンプル収録に、集中するとつい忘れがちですが、クレジット(ご自身の名前、必要であれば所属)を入れるのをお忘れなく!
どのようなサンプルを送れば良いのか
ここまで「色々なボイスサンプルを録っておく事はとても良い」とお伝えしていますが、あまりにも色々と先方(聞いて欲しい方、キャスティングをしている方など)にサンプルを送ってしまうと、ご自身がどのような人なのかぼやけてしまう場合があります。
用途によって送るボイスサンプルを分けることもありですが、1つ自分の筋を通したサンプルを用意して、あとはサブサンプルとして持っておき、尺の長さは2分ぐらい、長くても3分にまとめるのがベストです。
ナレーションをメインにしている場合、読むスピードなども分けたサンプルがあるとさらに良いです。「早い、普通、ゆっくり」の3パターンがあるだけでもキャスティングする側にとっては参考になります。
まずはお気軽にご相談ください
長々と細かいボイスサンプルのお話をしましたが、初めてサンプル収録をする方、今までとは少し違ったサンプルを録られたい方、全部録り直しをご希望の方、どのような方でも、お気軽にMIT STUDIOまでご相談・お問合せ下さい。
著者:(営業)