- MIT CREATIVE
- 2022.03.11
『歌ってみた』『Vocal Cover』で利用されるカラオケ音源~楽曲制作フローのご紹介
MIT CREATIVEではテレビCM、ラジオCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTubeで使われる楽曲制作や、選曲、効果音制作まで音に関わる様々な業務を幅広く行っております。最近はオリジナル楽曲制作以外にも、歌い手さん等が行うカバー楽曲用に、既存楽曲のカラオケ制作のご相談を頂くことがございます。YouTube等の有名動画サイトでは様々な既存楽曲の『歌ってみた』や『Vocal Cover』がたくさん投稿されています。今回はMIT CREATIVEに、カラオケ音源制作をご依頼いただいた場合の、クリエイターの作業フローをご紹介させていただきます。
カラオケ音源制作~納品
1.テンポ情報・コード・ボーカルメロディ等の書き起こし
まずは原曲のテンポ、コード進行やボーカルメロディ(ガイドメロディ)等、原曲を聴きながら把握していきます。ボーカルメロディはハモリがあればそちらも打ち込みます。
2.カラオケ(バッキングトラック)の作成
ボーカル以外の楽器を打ち込み又は演奏していきます。楽器や音階の判別を原曲から耳コピで行う場合は特に時間のかかる部分です。
3.ミックス作業
最終的にレコーディングエンジニアがミックスを行うことが多いですが、先ずはこちらでミックスやアーティキュレーションの最終調整を行います。
4.バウンス・素材出し
2mixやステム(いくつかの楽器をまとめたデータ)等、お客様のご要望に沿って必要な素材を書き出していきます。レコーディングエンジニアが最終的にミックスを行う場合、パラデータ(楽器ごとのデータ)も書き出すことが多いです。
5.メロディ譜制作(必要な場合)
レコーディング等でメロディ譜を使用する場合はMIT CREATIVEで用意することも可能です。
6.納品
最後にご要望いただいた素材をまとめて納品、または担当のレコーディングエンジニアへお渡しします。
※基本的には下記のようなパターンで納品することが多いです。
- クリエイター側でミックスしたインスト2mix
- ガイドメロディ
- ステムデータ
- パラデータ ※レコーディングエンジニアがミックスを行う場合
- メロディ譜 ※レコーディングで必要な場合
また、エムアイティギャザリングではレコーディングスタジオも運営しているため、カラオケ音源作成~レコーディングまで一括して行うことが可能です。「レコーディングはプロユースのスタジオで行いたい」等、お悩みの場合は是非MIT STUDIOまでお問い合わせください。
最後になりますが、MIT CREATIVEではゲーム、TV/WEBCMのオリジナル楽曲制作や効果音制作を行っております。音に関することでお困りの場合は、ぜひMIT CREATIVEまでご相談ください。
著者:針生将宏(サウンドクリエイター)