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  • 2021.07.14

新人MAエンジニアの業務レポート~収録セッティング・OK出し・はき出しについて

今年(2021年)4月に入社致しました、安居と申します。今回は入社して3ヶ月が経った現在、携わっている業務のご紹介と、感想をお話しできればと思います。

私が専門学校で学んでいた内容は音楽についてでしたので、ゲームのボイス収録やNA(ナレーション)収録などのMAの知識は初めてのことが非常に多く、入社後から現在も日々勉強中です。先輩や上司の方々から一つずつ教えていただき少しずつではありますが、成長を感じています。

新人MAアシスタントエンジニアの仕事内容

MIT STUDIOには音楽とMAの2つの収録チームがあります。私が所属しているMAチームではナレーションやゲームのボイス(それらに映像の有無が加わったもの)、企業VP(ビデオパッケージ)などナレーターや役者の声を収録・編集が主な業務です。

私は現在、正確にはアシスタントエンジニアではありません。新人はアシスタントエンジニアのサポートをすることから始まります。まずは一人前のアシスタントになることが当面の目標となってきますので、日々精進していきたいと思います。

収録のセッティング

現在、コロナ禍の事情でスタジオに入り先輩アシスタントエンジニアの動きを見学する機会がなかなかありません。そんな中でもスタジオや機材について学ぶ時間があります。まず、収録前のスタジオのセッティングです。収録が始まる1時間前には録音ができる状態にしておく必要があります。それまでにお客様が快適にスタジオを使用していただくための清掃、マイクや機材のセッティング、回線の準備、その日に使用するセッションや素材の用意です。

OK出し・はき出し

もう一つ、入社以降一番携わっている業務があります。『OK出し』と『はき出し』です。収録直後のクリップには、前後に長い余白があったり、音声同士が同じクリップで繋がっていたりします。この余白部分を適切な長さにカットし、フェードをかけて編集することを『OK出し』と言います。

OK出しをしたファイルにそれぞれお客様から指定された名前をつけて、セッションの外に出すことを『はき出し』といいます。はき出ししたファイルをエディターに渡してノイズカットをしていただき、最終的に納品する形になります。入社当初は先輩方の手がとても早く、何をしているかを理解するのもやっとでしたが、少しずつOK出しの作業にも慣れてきました。

とてもざっくりとしたものではありますが、今回は入社して約3ヶ月の新人アシスタントがどのような仕事をしているのかをお伝えさせていただきました。まだまだ未熟な部分ばかりですが、一人前のアシスタント、ゆくゆくはお客様に安心して利用していただけるエンジニアになれるよう努力して参りますのでどうぞよろしくお願い致します。

そして、現在MAの勉強をされている学生さんや、MAエンジニアに興味のある方々に少しでも参考になれば幸いです。

著者:安居翔貴(MAエンジニア)

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