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  • 2022.06.10

音声収録・編集作業について~収録音声の切り出し・音圧調整・ノイズ除去など

MIT STUDIOでは、音声収録だけではなく、収録音声の切り出し・音圧の調整・指定のファイル名への変換・ノイズ除去などを行い、収録した音声データを、皆さまのご希望する形式で納品することが出来ます。今回はMIT STUDIO流の、音声収録から編集・納品までの流れを、簡単にまとめてご紹介致します。

弊社スタジオにて音声収録

最初は音声の収録を行います。

MIT STUDIOはSTUDIO 3とSTUDIO 5が、主にナレーション収録で使用されるスタジオですが、普段ストリングスなど音楽の収録で使用されるSTUDIO 1とSTUDIO 2で収録した音声も、もちろん同じクオリティに仕上げて納品いたします。また、弊社以外のレコーディングスタジオで収録した音声であっても、データを頂いて、その後、お客様が希望する音声処理をすることも可能です。

収録音声の切り出し(OK出し)作業

収録した音声からOKになったテイクのみを切り出す『OK出し』という作業をしていきます。

収録時に使用した台本に書かれているテイク数を見ながらOK出しをし、全てのセリフを台本順に並べます。例えば「セリフの最初と最後に1秒間の空白を付けてほしい」、「セリフの最初と最後に0.1msecのフェードをかけてほしい」等の音声指定がある場合は、この作業時に対応します。

音圧の調整

次に音圧の調整をします。この作業では、指定されたラウドネス値に合うようにセリフの音圧を上げます。もし過去音声やこれくらいの音圧にしたいという参考音声が御座いましたら、なるべくそれに合わせるように調整をしますのでご相談ください。

指定のファイル名への変換

音圧の調整が終わったら音声に正しいファイル名を付けていきます。単純な連番ではなく複雑なファイル名であっても、頂いたExcel(指示書)と照らし合わせて変換することが出来るのでご安心ください。

ノイズ除去(iZotope RXシリーズ使用)

ここからはMAエンジニアとエディターが協力して行う作業になります。iZotope RXシリーズを使用し、1ファイルずつ耳で聴きながらノイズを除去していきます。

最終チェック~納品

ノイズ除去後、納品をする前に再度1ファイルずつ音声を聴きながら、最終チェックをします。チェック時は収録台本を見ながら、ファイル名が間違っていないか・ノイズ除去が甘くないか・切り出し漏れが無いかの確認を同時に行います。そして全ての確認が終わり次第、ブッキングよりお客さまに納品します。

以上が、MIT STUDIOで行っている収録から納品までの流れになります。MAエンジニア・エディター・ブッキングで上手く連携し、お客さまにより良いものを納品出来るように作業を行っております。今回ご紹介したものとは違う納品形式であっても、対応出来るものが御座いますので、お気軽にMIT STUDIOまでご相談ください。

著者:山下華鈴(MAエンジニア)

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