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  • 機材紹介
  • 2019.06.17

サウンドエディターが使用するProToolsの便利機能やノイズ処理について

今回の記事は、エディターの角田がお送りします。

さて、弊社では”エディター”と呼ばれていますが、”サウンド・エディター”と名乗ったほうが私たちの業務内容の理解を得やすいでしょうか。端的に表すと、プロモーション映像やeラーニングなどのナレーションから、不要な雑音を取り除き、より聞き取りやすくなるようにブラッシュアップする作業を担っています。勿論、ナレーション以外の音声データも対処可能です(例えば、屋外で収録した音声に救急車のサイレンが被ってしまった…!など)。そんなエディター目線で、ProTools の便利機能をご紹介したいと思います。

ProToolsとは?

前時代の録音現場で定番の録音方法であったマルチトラック・レコーディングに打って変わりハードディスクにデジタル信号を記録するPCM録音という方式で、世界的に定番となったソフトウェアです。弊社も全スタジオで導入しており、商業スタジオでは見かけないことは滅多にありません。

プロユースの『ProTools Ultimate』と個人使用向けの『ProTools』があるのですが、付属のプラグイン数や使用できるトラック数が違うだけで、基本的な機能は共通のため、制作現場からスタジオにプロジェクトをスムーズに持ち込むことができるのも人気の一つとなっています。

便利機能① 【ペンシルツール】について

ペンシルツールでは、マウスカーソルがペンの形に変わり、なんと録音された波形を無理矢理描き変えてしまう力技が可能です!プチッ、プチッと雑音が目立つ時は規則正しい波の形の中にトゲが突き立つように、声がザラッとしてると感じた時は波形が毛羽立って見えるため、マウスで波形を均すように描き換えてあげると、キレイにノイズ除去することが可能です。

便利機能② 【ストリップサイレンス】

ナレーションなどで意図的に設けられる”間”の部分などを一括で無音にする機能です。スタジオでは目立ちませんが自宅などで音声収録した際は、『間』の部分で録音した際の環境の音(フロアノイズ)が目立ってしまいます。電化製品や、使用する録音機器そのものの音なので、レコーディングとは切って離せないノイズですが、ストリップサイレンスを使用することで、フロアノイズをカットして完全な無音にすることができます。膨大な量をカットしないといけない時に一括で処理できるので便利ですが、小さい声のニュアンスや息遣いまでカットしてしまうこともあるので、場面を選んで使用します。

複雑なノイズ処理に使用する【Izotope RX】

前出のノイズ処理はごく単純なもので、より複雑なノイズ処理は『Izotope RX』というノイズ処理に特化したソフトウェアを駆使しています。例えばフロアノイズは『間』の部分で目立つというだけで、実はナレーションを読み上げている最中にも微かに鳴っているものです。Izotope RXでナレーション中のフロアノイズを低減させることで、より文言が聞き取りやすくなります。

主にノイズ除去のお話になりましたが、ファイルの切り出し(カッティング)、リネームも請け負っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

著者:角田 真悟(エディター)

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