- STUDIO
- 2021.06.17
ウィルス感染予防対策~アクリル板を使用した複数人の同時収録
新型コロナウイルスの影響により、ラジオCM・ドラマCD等、複数人の同時収録を行うためには感染防止対策が必要なご時世になりました。今回は、そんな新型コロナウイルスが流行しているこの状況下で、MIT STUDIOが行っている、複数人同時のナレーション収録についてご紹介致します。
感染予防収録~STUDIO 1
マイクを一定の距離をあけてセッティングしつつ、衝立を利用して役者同士の密着や飛沫を防いでいます。
これは以前STUDIO1において4名同時の収録を行った際の写真になります。メインブースを衝立で4つに区切り、マイク・CUE BOXを1人1台ずつ用意しました。ブースへの出入りのタイミングをズラすことで、役者同士の接触をなるべく減らすことが出来ます。また、2~3名の同時収録の際は、横並びにマイクを立て、その間に衝立をすることで同じ方向を向いての収録が可能なので、映像を見ながらの収録ではこの方法を使用することが多いです。
感染予防収録~STUDIO 3、STUDIO 5
透明なアクリル板を使用して収録しています。
写真奥の向かい合っているマイクの前にもアクリル板があり、前方向への飛沫を防ぐようにしています。また、STUDIO3には1名収録用のサブブースもあるので、そちらも併せて使用出来ます。
全スタジオ共通の対策
役者の入れ替わり毎にブース内の消毒を徹底しています。また、スタジオ・ブース内の空気入れ替えの為、作業中以外はサーキュレーターと空気清浄機を活用して換気を行っております。その他の感染予防対策については、INFORMATION『新型コロナウイルスの感染予防対策について』をご覧ください。
リモート収録の導入
弊社では、スタジオ内の人数を可能な限り減らせるよう、リモート収録用の機材を導入しております。リアルタイムで収録の音声やコントロールルーム側の音声をリモート先へ送ることが出来ますので、ぜひご活用いただければと思います。映像に合わせた収録の場合は、映像と音声を同時にリモート先へ送ることも可能です。
※リモート機材の使用は事前に予約が必要です。
関連リンク:プロレコーディングスタジオが提供するリモートレコーディングの方法2パターンを解説
新型コロナウイルスの影響で、収録方法にも様々な工夫が必要となりました。そんな中、MIT STUDIOでは出来る限りの感染拡大防止対策を行っております。今回ご紹介した収録以外での対策は、各スタジオの入り口や、INFORMATION『新型コロナウイルスの感染予防対策について』に記載してありますので、一度目を通していただけると幸いです。
関連リンク:INFORMATION「新型コロナウイルスの感染予防対策について」
この状況下においても、可能な限りお客様のご要望にお応えしたいと思っておりますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。
著者:山下華鈴(MAエンジニア)