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  • 機材紹介
  • 2021.03.14

無指向性マイクロホン『DPA4060・DPA4061』~特徴や用途について

MIT STUDIOのゲームの音声収録においては、DPA microphones社の4060・4061というマイクを使用することがあります。今回は4060・4061とはどういったマイクなのか、どのように収録に使用しているのかなどをご紹介させて頂きます。

DPA4060・4061の特長と相違点

  • 4060,4061はDPAの無指向性コンデンサーマイクです。サイズ感はとても小さく、軽いのが特徴です。
  • 4060と4061の違いはマイク感度です。4060は4061に比べ感度が高くなっています。そのため4060をメイン、4061をサブ(バックアップ用)のマイクとして使う案件が多いです。

また、この2つのマイクの見た目はとても似ていてパッと見ただけでは判断がつきにくいため、シリアル番号のタグの色が白いものが4060、赤いものが4061と見分けられるようになっています。

関連リンク:ヒビノインターサウンド(DPA社日本代理店)

4060・4061の特長を利用したヘッドセット

MIT STUDIO手作りのヘッドセット

MIT STUDIOでは、これらのマイクの特長を利用し、収録の要望に合わせて作ったヘッドセットを使用しています。マイク自体が小さいので、撮影の際に服につけて使用したり、楽器に這わせて収録なども行うことができます。

際に装着実際に装着した写真
横から見た写真

このヘッドセットはグースネックの管を加工したものにマイクを沿わせて固定しています。マイクはグースネックに固定しているため、細かい位置調整をすることができます。また、長さや高さの調節もできるため、男女や体格関係なく使用することができます。

普段ゲーム収録で使用しているマイク『ノイマン87Ai』等とは違い、マイクスタンドを目の前に立てる必要がないため、役者さんはマイクとの位置を気にすることなく演技をすることができます。また役者さんが動いてもマイクは固定されているため、ヘッドホン自体がずれない限り、口とマイクが常に同じ距離感で収録することができます。

さらに、音を上から狙う形で視界にマイクが入りづらくなっているため、台本や収録映像が見やすい状態で収録することができます。触覚を生やしているような面白い見た目なため、初めてこのヘッドセットを見た人は、付けた状態で写真を撮る方もいらっしゃいます。

 ※このヘッドセットの構造上マイクを下に向けるため、机等の音の跳ね返りを防ぐために、基本的に立ちでのセッティングでの収録をお願いしています。事情などがあり座りで収録したい等あればご相談ください。

主にローカライズ作品で活躍

ゲームを作成している本国では、モーションキャプチャー撮影の中で、口の動きや表情を撮影しつつ、4060・4061を使って上から音を狙う方法で収録することがあります。日本でローカライズする際も、なるべく本国の音と近づけるためにマイク、セッティングを本国の仕様と合わせるようにしています。そのため4060・4061や特殊なヘッドセットを使った収録を行なっています。

関連リンク:海外作品のローカライズ~波形合わせの収録

MIT STUDIOでは、このようなローカライズ収録を始め、お客様の要望に沿った収録をしています。セッティングや機材などご要望があれば検討し、MIT STUDIOのやり方で精一杯対応させていただきます。ぜひお気軽にご相談・お問合せください。

著者:山田悠斗(MAエンジニア)

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