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  • MIT CREATIVE
  • 2020.10.29

効果音制作について~イメージを掴みやすくする為の環境音

今回は、「イメージを掴みやすくする為に入れる効果音の役割」についてご紹介したいと思います。これはどういう事か、まずはご説明させていただきます。

効果音といえども、多くの意味で使われておりますが、今回私がご紹介したいのは特に”環境音”についての効果音です。作られる作品の中には、環境音を付けなければいけない、もしくは付けた方が良くなる作品があります。例えば町の雑踏や居酒屋等、シーンを分かりやすく表現する為です。その時に付けるのが環境音です。

さまざまな場所・時間などに合わせる環境音

ただその環境音というのは目に見えるものではありませんし、その音単体で、この音はどこの環境音でしょう?というクイズをしても、理解するのに少し時間がかかってしまうものです。ですので、音響効果ではイメージを掴みやすくする為に環境音とは別にその環境に馴染むイメージの音を付けることがあります。

その作品によって、なんの音が合うのかは考えなければいけませんが、虫や鳥や車や食器の音等様々な音をアクセントにいち早くシーンを伝える術を考えております。以上、長々前置きの説明をさせて頂きましたが、文字だけでは非常に伝わりにくいですので、今回いくつか例をご用意しました。

まずはこちらの音をお聞き下さい。

【A】

なんの環境音かお分かりになりますでしょうか?詳しくどこの環境音!と分かる必要はございません。どういう場所でどういう物があって、と聞けば何となく分かるとは思いますが、グッと耳を傾けて考る時間が必要だったかと思います。それでは先ほどの音最初に一つ効果音を入れてみます。

【B】

いかがでしたでしょうか?結果的には同じですが、考える時間が大きく減りませんか?クラクションを入れる事で、まず車が走っている所というのが理解できると思います。もうそれだけで充分なのです。それでは続きまして、こちらの音をお聞きください。

【C】

さて、今回は難しいと思います。人がガヤガヤしているだけなのでこれがどこのシーンなのか、何を表現しているのか分かりづらいです。ここで一つ音を足してみます。

【D】

最初の音で、もう分かりましたね。これは飲み屋や居酒屋を表現してみました。先にお聞かせした環境音自体、もっと飲み屋っぽい音はあるのですが、イメージ付けの効果音の威力を示す為に少し分かりにくい環境音にしました。このように音というのはほとんど無意識のレベルで判断したりイメージしたりするものがほとんどです。なので、その無意識の中で、いかに訴えかけられるかを考え音をつけております。

MIT STUDIOでは、レコーディングのみならず、効果音作成や音響効果、選曲、作曲、MA等、多岐に渡りご依頼を受け付けております。何かお困りの際は是非ご連絡頂けたらと思います。

著者:田淵健太(EDITOR)

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