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  • 2026.04.08

レコーディング現場で学んだ1年目の気づき~アシスタントエンジニアの成長と役割

皆様こんにちは。音楽エンジニアの安田です。入社して1年が経ち、レコーディング現場にも少しずつ慣れてきた今、就職活動時と比べて、音楽制作の仕事に対する考え方が大きく変化しました。

今回は、レコーディングスタジオの現場で働く中で感じた、自身の成長と気づきについてお伝えいたします。

レコーディングスタジオで働き始めて感じた現実

就職活動時の私は、「音楽制作に携わりたい」という思いから、特にミュージシャンが力を入れるレコーディング業務に関わることを目標として、この仕事を志望しました。しかし実際のレコーディング現場で、その考えは少しずつ変わっていきました。

現場に入ってまず抱いた印象は、仕事は想像していた以上に現場ごとに求められる細かな準備や調整の積み重ねで成り立っていると感じました。例えば、お客様の来る前の掃除はもちろん、お客様が使用する鉛筆を削るなど、一見直接レコーディングには関係の無いように見える準備から、現場が円滑に回る要素になっていると感じました。

レコーディング現場を支える基本業務の重要性

  • マイクや機材の準備
  • セッションデータの調整
  • 進行に合わせた迅速な対応

これら一見シンプルに見える業務一つひとつが、スムーズな音楽制作を支えています。現在は、アシアシ(アシスタントエンジニアのアシスタント)として現場に入ることも多く、先輩エンジニアのオペレーションを間近で学びながら、レコーディングが滞りなく進むようサポートを行っています。

事前準備としては、レコーディング時にエンジニアさんが使用される機材が、他現場と被らぬようキープしておくことから始まり、当日はエンジニアさんの持ち込み機材のセッティングをサポートや、直前に届いた歌詞・譜面の印刷、急なマイクや機材の変更の際に、皆さまを待たせぬようセッティングを行うなど、現場の状況に応じて「優先順位を考えながら動く」ことを意識しています。

また、アシスタントとして実際にオペレーションを任せていただく機会もあり、その際に、先輩方の操作やオペレートがどのような意図で行っていたのかを身をもって学べるのも大きな糧になっています。現場に入らせていただく機会が増え驚いた点が、音楽エンジニアが求められる「柔軟さ」のレベルの高さでした。

現場ごとに異なる外部エンジニアやクライアントの進め方にも柔軟に対応する必要があり、パートごとの録る順番やテイクセレクト時の指示ひとつとっても人によって異なることが当たり前なので、アシアシの時に注意深く指示の出され方を聞き、自分がアシスタントでついた時にすぐに対応出来るように意識しております。

課題解決に向けた取り組み

一方で、現場では先輩方が自然に行っている細やかな気遣いやコミュニケーションが抜けてしまい、進行を一時的に止めてしまうことがある点が現在の課題です。

この課題に対しては、「なぜそのタイミングでその行動が必要なのか」を常に考えながら、先輩の動きや発言の意図をより深く理解することを意識し、現場後には自身の対応を振り返ることで、次に活かす取り組みを続けています。さらに、事前準備の段階から当日の流れを具体的に想定することで、余裕を持って対応できるよう意識しています。

こうした経験を通じて現在は、お客様が快適にレコーディングに集中できる環境を整えること、そして「またこのスタジオで録りたい」と思っていただける現場づくりこそが、音楽制作における重要な価値であると強く感じています。

レコーディングに関するお問い合わせ・ご相談をお待ちしております

音楽制作に関わるということは、単に作業を行うだけでなく、その場にいるすべての人が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を支えることだと考えています。

今後も一つひとつの現場に真摯に向き合いながら、レコーディング現場を支えるスタッフとして成長し、より高品質な音楽制作に貢献できるよう努めてまいります。レコーディングに関するお問い合わせは、下記メールフォー厶より承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

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著者:安田昂世(音楽エンジニア)

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