- STUDIO
- 2024.12.17
開放型ヘッドホン「AKG K701」の購入と休憩用アラームの導入~耳への負担を軽減し編集作業を効率化
入社して早2年、秋が過ぎ、寒さの身にしみる季節となりました。まもなく3年目に突入することに、驚きを隠せません。社会人になってから、毎日がすごい早さで進んでいき、時の流れの儚さを実感したエディターのケビンです。
エディターは日々、大量の音声のノイズ除去編集を行なっております。そのため、耳と目への負担が大きくなる傾向があります。実は去年、編集がまだ不慣れな時期にかなり無理をしてしまい、外耳炎になってしまいました。なんとか改善できないかと、色々試行錯誤したところ、レコーディングスタジオ御用達と言われる「SONYのMDR-CD900ST」が、自分の耳とは合わないということが判明しました。
関連リンク:レコーディングスタジオ御用達モニターヘッドホン『SONY MDR-CD900ST』のメンテナンス
私物としても所持しているヘッドホンの1つですが、おそらく今までは長時間に作業したことがなかったため、密閉型ヘッドホンは耳にかなり負担をかけることに気づきませんでした。そのまま使用し続けていたら、外耳炎が悪化してしまい、編集作業ができなくなってしまいますので、「開放型ヘッドホンを使用する」という提案をして頂き、新しいヘッドホンを探すことになりました。
開放型ヘッドホンの購入
秋葉原にあるイヤホン・ヘッドホン専門店として有名の「e☆イヤホン」に伺い、様々なヘッドホンを試聴いたしました。高いクオリティーで編集を仕上げるためには、帯域に偏りがなく、フラットなヘッドホンを選ばないといけません。持参した音声素材を色んなヘッドホンで聴き比べた結果、自分の中ではAKGのK701が一番しっくり来ました。
関連リンク:イヤホン・ヘッドホン専門店【e☆イヤホン】
開放型ヘッドホンK701
こちらのヘッドホンを使用することで、以前より耳の痛みが減り、快適に編集することができました。ただしクオリティーの基準は、基本的にSONYのMDR-CD900STですので、両ヘッドホンの音質の違いを把握し、編集時に気をつけるべき箇所を、常に意識して編集を行なっております。
休憩でメリハリをつける
開放型ヘッドホンで痛みを軽減できたものの、長時間休憩も入れずに編集してしまうと、結局耳を痛めることになりますので、こまめの休憩を入れることは、自分にとっても、編集クオリティを下げない為にも、欠かせないことです。編集に集中すると、つい何時間も続けてしまうときもありますので、macで1時間おきの無音アラームを休憩のリマインダーとして設定しております。
アラームが鳴ったら、一旦手を止めて、スケジュールなどを見ながら、耳と目を5分ほど休ませます。この休憩の間に、眼精疲労に効く頭のマッサージもよくやります!
長時間の編集は誰でも疲れてしまいます。疲れが溜まると、作業に集中できず、効率良く編集することができません。疲れを感じたときは、少々の休憩を挟むことも大事だと思います。椅子から立ち上がったり、水を飲んだり、同僚と話したり、なんならたまに事務所に置いてあるお菓子をちょっと食べたりすることも。エディターの仕事は大変な時もありますが、だからこそ無理せず効率良く仕事をするのがポイントだと個人的に重要だと考えています。
著者:ケビン レイ(エディター)