TOP > TOPICS(更新記事一覧) > MIT CREATIVE > サブベースとキックに特化したユニークな音源「SUBCRAFT」をご紹介
  • MIT CREATIVE
  • 2024.12.14

サブベースとキックに特化したユニークな音源「SUBCRAFT」をご紹介

MIT CREATIVEは、TVやラジオCM、ゲーム、遊技機、企業VP(ビデオパッケージ)などの音楽や効果音を作っている部署です。今回は、UJAMのサブベース&キック音源「SUBCRAFT」をご紹介します。

SUBCRAFTは、サブベースとキックに特化したユニークな音源で、音作りの仕組みも今までにない新しいタイプの音源だと感じました。今回はそんな「SUBCRAFTの特徴」を、いくつかご紹介いたします。

関連リンク:SUBCRAFT公式サイト

SUBCRAFTの特徴

SUBCRAFT画面

サブベースとキックドラムサンプル

高いクオリティのサブトーン、倍音、キックドラムのサンプルが多数搭載されています。プロフェッショナルのサウンドデザイナー、オーディオエンジニアにより、低域がカットされやすい小さなスピーカー等で再生した際にも聞こえるような工夫が施されています。

Bass

画像中央の6角形のエリアで、マウスを使ってドラッグやタイルをクリックすることで、ベースを生成することができます。各タイルにユニークなサウンドが入っており、薄いタイルはクリーン系なサウンド、濃いタイルはノイジーなサウンドが入っています。

タイルとタイルの間なども自由に選択することが可能で、その場合中間のサウンドを得ることができます。その下のGenerate New Soundを押すと、ランダムで新たな地形が生成され、中に入っているサウンドも変化します。これにより常に新しいアイデアを得られるため、楽しく効率よく打ち込むことができます。

Kick

左側にある「Kick」のつまみを調整することで、キックの音量を上げることができ、ベースだけを聞かせたい場合は、全く聞こえないようにすることができます。また自動でダッキングされるため、サイドチェインをかける必要もありません。

Effect

右側にあるEffectにはエンハンサーや、サチュレーションなど、様々なエフェクトが搭載されており、つまみでかかり具合の調整ができます。

自動ミキシングDSP機能

独自の自動ミキシングDSP機能により、位相の揃えや、ベースとキックのバランスが、自動でコントロールされ、最適な低音バランスを簡単に得られます。

MIDILOOP

どのようなベースラインを演奏したらいいか迷った場合は、中央のLoopのリストからBPMに合ったループを選び、キースイッチで打ち込むことができます。また赤く囲った部分を、トラックへドラッグ&ドロップすることで、直接DAW上にノートを置くこともできます。

以上のようにサウンドだけでなく、視覚的にも効果がわかりやすく、操作していて楽しいプラグインです。サブベースに特化したプラグイン自体あまりないと思うので、気になる方は是非チェックしてみてください。

SUBCRAFTについてより詳しく知りたい方は、日本語字幕付きで解説されている動画がございますので、そちらもご覧ください。

MIT CREATIVEでは、WEB・TVCM、そしてゲーム等に使用される、BGMやジングル制作を行っております。「音」にお困りの方は是非、ご相談・お問合せください。

著者:針生将宏(サウンドクリエイター)

TOPICS一覧に戻る

topへ戻る