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  • 2024.08.09

派手で力強いクワイア音源「CHORUS」~実際に導入した印象や使用楽曲をご紹介

MIT CREATIVEでは、テレビCM、ラジオCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTubeで使われる楽曲制作や、選曲、効果音制作など、音に関わる様々な業務を幅広く行っております。今回はAudio Imperiaのクワイア音源「CHORUS」をご紹介いたします。

Audio Imperia「CHORUS」

CHORUS画面

関連リンク:CHORUS公式サイト

こちらは無料の Kontakt Player バージョン 6.6.1 以降で動作する音源になります。日本語では操作方法など情報が少なく手探り状態ですが、実際に導入し触ってみてどんな印象だったか、ご紹介できればと思います。

声の質感

声の質感

クワイア音源の中には音がこもりがちで、発音がスムーズに鳴らない音源も多く、ロックやテンポの速めなオーケストラを制作している際に特に困っていたのですが、CHORUSはアタック感がハッキリしていて力強く歌ってくれる印象です。

また、男女共に「Traditional」「 Energetic」「Slow」 の3種類のパッチが用意されており、楽曲に合った声色のパッチを選ぶことができます。比較したところ主に声の迫力、アタック感の違いかと思いますが、激しい曲であれば「Energetic」、静かな曲では「Slow」が合いそうです。

残響感、声の距離感など

リバーブの仕様

リリースの残響感について、音源内のリバーブをオフにした場合、完全にドライというわけではないですが若干の部屋鳴りを感じる程度なので、個人的には気になりませんでした。

距離感についてはマイクポジションが4つ収録されており、クラシックミックス、モダンミックス、Scott Michael Smith ミックスの3種類のミックスバランスのプリセットを選ぶか、Close、Mid、Farの3段階のスライダーで距離感を調整することができました。

マイクポジション

ADVANCEDモードに切り替えれば個別にミックスバランスを調整することもできました。

シラブル(音節)の発音

音節の仕様

音節は既に収録されており、それを並べ替えたり、入れ替えたりする仕様でした。画像のように中央に音節が並んでおり、ノートが移ると次の音節を発音します。また、キースイッチにも対応しているので発音する音節を指定することもできます。

既に用意された音節を使用するためか、音節の切り替わりにモタつく印象はなくスムーズに歌唱してくれる印象です。最後にCHORUSを使用した楽曲(ラスボスっぽいロックオーケストラバトル)を、オーディオストックに登録しておりますので、ご紹介します。56秒~1分13秒、1分49秒~2分7秒のクワイアパートに使用しています。

関連リンク(Audio Stock):ラスボスっぽいロックオーケストラバトル

Audio Imperia「CHORUS」紹介動画

公式動画は英語ですが、操作方法など詳しく紹介されているので、興味がございましたらご覧ください。

MIT CREATIVEでは、WEB・TVCM、そしてゲーム等に使用される、BGMやジングル制作を行っております。「音」にお困りの方は是非、ご相談・お問合せください。

著者:針生将宏(サウンドクリエイター)

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