- STUDIO
- 2023.06.14
新人MAエンジニアの1日~収録の日の『アシアシ』の作業内容について
初めまして!2023年4月にMIT STUDIOに入社いたしました、MAエンジニアの安江(やすえ)と申します。高校生の頃からずっと目標にしていた職業ということもあり、大変な事もありますが、楽しい日々を過ごしております。今回は、新人の私が「どのような1日を過ごしているのか」を、お伝えしていこうと思います!
アシアシとは?
「アシアシ」とは『アシスタントエンジニアのアシスタント』という意味になります。新人は、アシスタントエンジニアになる前に、アシアシとして現場に入り仕事を覚えます。
出社~準備
アシアシは、出社したら始めにスタジオの掃除から始まります。掃除が終わると卓とマイクのセッティング、案件に合わせてのセッション準備を行います。私は専門学校時代にパッチや卓に触れる機会が少なく、卓のセッティングを覚える事に苦労しました・・・。
案件によって、セッションの作り方や準備をする素材の種類、マイクの種類、卓のセッティング方法がそれぞれ違うので、事前に確認をして準備を行う必要があります。リモートを使った収録もある為、リモート機材を用意する場合も多いです。
収録中
収録中はアシスタントエンジニアの動きや作業を見て、自分が今後何をするべきなのかを見て学習します。またエンジニアがマイクの調整を行う時や、収録の間の休憩時、収録終了後にドア開けを行います。ドア開けには、役者さんがスムーズにブースを行き来できるようにする事と、マイク調整時、エンジニアに何か必要なものがあった際、手が塞がっているエンジニアの代わりに、直ぐに動くことができるようにするという目的があります。
始めの頃は何をしても不安でしたが、収録後にわからないことをアシスタントエンジニアの先輩方に質問をすることで、次第に自分が今何をすればいいのかを考えて動けるようになりました。
収録終了後
収録終了後はデータのバックアップと、バラシの作業を行います。データのバックアップは、スタジオ外で行う作業に時に必要になります。バラシの際は、機材が壊れないよう、電源が落ちているかなどを確認してからバラシを行うようにします。元のスタジオの姿になれば完璧です。スタジオで収録や作業を行う場合はそのまま引き継ぎをしますが、何もない場合は分電盤と電気を消し、鍵を閉めたら終了です。
今回は、収録の日のアシアシの動きについて、紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?MAエンジニアを目指す方々に、少しでも参考になればと思っております!
著者:安江香純(MAエンジニア)