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  • MIT CREATIVE
  • 2022.03.31

簡単に生っぽい打ち込みができるソロバイオリン音源『VIRHARMONIC Bohemian Violin』

MIT CREATIVEではテレビCM、ラジオCM、企業VP(ビデオパッケージ)、ゲームやYouTubeで使われる楽曲制作や、選曲、効果音制作など、音に関わる様々な業務を幅広く行っております。今回は同じサウンドクリエイターの知人におすすめして頂き、購入したソロバイオリン音源「VIRHARMONIC Bohemian Violin」をご紹介させていただきます。 

手軽に生っぽいソロバイオリンの雰囲気が出せる

早速、テンポフリーのベタ打ちで、打ち込んだ音をご試聴下さい。

レガートやポルタメント、トリル、ピチカートなど基本的な奏法はキースイッチでも切り替えれますが、Bohemian Violinは打ち込んだノートにより、自動でアーティキュレーションを決めて切り替えてくれるので、お手軽に生っぽい雰囲気を出すことができます。リバーブの調整もでき、ドライな感じに設定できるのも嬉しい点です。

音源ロードの重さとリズムのぶれがデメリット

Bohemian ViolinはUVI Workstationを使用して起動させます。

VST、AU、 AAXに対応しており、32bit と 64bit の両方のシステム環境に対応しています。ただこの音源のデメリットを挙げるとすると、音源がロードされるまでが、めちゃくちゃ重いです。私はLogicXを使用していますが、セーブもセーブボタンを押してからセーブされるまで数秒かかります。知人はM1 Mac book proを使ってますが、それでも重いとの事でした。もしかしたらスペックではないところに原因があるかもしれません。

また打ち込み際、midiをクオンタイズしてもリズムがぶれるので、聴感上でmidiをずらし自分でリズムを合わせていかないといけないところがネックです。しかし音はめちゃくちゃ良いので、それを我慢してでも使用する価値がある音源です。バイオリンを収録する予算がない時などは、この音源に差し替えるなどしても良いかもしれません。

Bohemian Violin以外にもBohemian Celloも発売されており、将来的にBohemian Vioraも発売されるようです。Violinだけでもオケがすごく華やかになるので、他のパートの音源も気になるところです。今回はソロバイオリンの音源について、ご紹介させて頂きました。

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MIT CREATIVEでは作曲・編曲、効果音制作、レコーディング、mix、キャスティングなど一連の行程をまとめて一度に行うことが可能です。テレビCM音楽やゲーム音楽に限らず、YouTubeのオリジナル楽曲やBGM、タイトルで使用するジングル、効果音なども承っていますので、お困りの方はぜひお気軽にご相談・お問い合わせ下さい。

著者:濱田 幹浩(サウンドクリエイター)

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