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  • MIT Artists
  • 2020.07.19

渡辺英樹 逝去後5年の還暦イベント『ヒデキカンレキ!祭り』ライブレポート

C-C-Bのリーダー・ベーシストの渡辺英樹がこの世を去ったのが、2015年7月13日。あの日から5年、生きていれば60歳還暦の年。2020年7月13 日に「ヒデキカンレキ!祭り」が新宿BLAZEにて行われました。ステージ上には、渡辺英樹愛用のFreedom Custom Guitar Research RRBのベース。そしてその傍に、還暦の祝いの真っ赤な法被が置かれ開場の時間を待つ。

渡辺英樹の仲間、C-C-Bのメンバーらが勢ぞろい。

  • 笠浩二(ドラムス・ボーカル)
  • 米川英之(ギター・ボーカル)
  • VoThM(ヴォズム)の丸山正剛(ギター)
  • 三喜屋・野村モーター’s BANDの野村義男(ギター・ボーカル)
  • 五十嵐公太(ドラム)
  • 寺沢功一(ベース)

渡辺英樹のボーカル(ベース演奏)の映像をステージ後方のスクリーンを使用して蘇らせ、各バンドが渡辺英樹の映像(音源)に合わせてセッションする。懐かしい楽曲と歌声、在りし日の姿、気心の知れたメンバーの演奏、渡辺英樹がそこにいるかのように(いや、いたと思う)、彼の存在を感じる「ヒデキカンレキ!祭り」となりました。

渡辺英樹

渡辺英樹はC-C-Bの前身のCoconut Boysのボーカル・ベース・リーダーとして1982年にマイナーデビュー(メジャーは翌年1983年)。その後バンド名を略称のC-C-Bに変更。1985年「Romanticが止まらない」(3枚目のシングル)が当時のTVドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌となり大ヒット。続けてリリースしたシングル『スクール・ガール』『Lucky Chanceをもう一度』『空想Kiss』などが立て続けにヒットし大ブレイク。80年代を代表する誰もが知るバンドとなった。

その後ソロでは様々なバンドに参加、特に盟友野村義男との「野村義男BAND」「三野姫」「三喜屋・野村モーター’s BAND」のベース・ボーカルを務めるなど欠かせない存在となる。C-C-Bの復活LIVE TOUR直前に、大動脈解離により入院、治療の甲斐なく55歳で亡くなった。

「ヒデキカンレキ!祭り」@新宿BLAZE

その5年後、貴重な「ヒデキカンレキ!祭り」の会場に来られたファンは限定100名のみ。ライブ会場はコロナ禍のガイドラインに沿って、入場時にはフェイスシールドを全員に配布、その下にはマスクの着用義務、手元の消毒、距離を十分にとった並びの椅子席、ファンの声援、掛け声なし。

各バンドの転換時には、換気として会場の全ての扉を15分以上開放するなど、コロナ禍のライブ・イベントでは定番になりつつあるスタイルでの開催。超プレミアムチケットを手に出来なかったファンの為には、有料生配信も行われ、会場のみならず、ネット環境下の各々のファンが、渡辺英樹の還暦を祝い楽しみました。

  • 客入れ(18時30分)
  • 開演(19時)
  • オープニング
  • M1 WALKIN’
  • M2 Lucky Chanceをもう一度
  • 換気
  • VoThM登場
  • M3 WELCOME
  • M4 「A」からはじまる
  • M5 愛し合うために行こう
  • M6 それじゃあのゴッホをちょうだい
  • M7 ソドミスト
  • M8 STAR
  • 換気
  • 三喜屋野村モーター’s BAND登場
  • M9 Sunset Blues
  • M10 Billy 24
  • M11 Hot-Blooded Lady
  • 換気
  • C-C-B登場
  • M12 原色したいね
  • M13 Rainy Farewell…アメノチワカレ
  • M14 恋文(ラブレター)
  • M15 笑顔のままで
  • M16 Velvet Touch
  • M17 Helter Skelter
  • M18 Jokeじゃなしに I Love You
  • 換気
  • 出演者全員の登場でアンコール
  • M19 B・I・N・G・O
  • M20 信じていれば

全20曲。約120分のライブでした。

著者:小野 知久(MIT Artists 制作部)

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