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  • 2020.04.20

野村義男ソロアルバム収録曲『お家に帰ろう』~家で過ごすのにぴったりの1曲

今回のMIT Artistのブログは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による緊急事態宣言中に、外出を控え家で過ごすのにぴったりの楽曲のご紹介です。

歌・作詞はかまやつ”ムッシュ”ひろし

タイトルは「お家に帰ろう」。弊社所属のギタリスト野村義男の24年ぶりのソロアルバム「440 WITH〜LIFE OF JOY」の中の1曲。幸運な事に、制作のスタッフとしてアルバム制作の初めから参加出来ているわたくしにも思い出深いこの曲の歌・作詞は、2017年に惜しまれつつ亡くなられた日本初のロックミュージシャン、かまやつ”ムッシュ”ひろしが担当。

7年掛けて完成させたこのアルバムの中で1番はじめにレコーディングした楽曲でもあり、大変印象深い作品でもあります。ソロのレコーディングを始めたのは、2012年4月(野村義男HPぺぐまにあ情報)。

関連リンク:野村義男HPぺぐまにあ2012年4月

「お家に帰ろう」のレコーディングは弊社MIT STUDIO。参加したバンドのメンバーは、ドラムに五十嵐公太(元JUDY AND MARY)、ベースに多数のミュージシャンのコンサートツアーなどでバックバンドを務める種子田健、キーボードは、杏里、浜田省吾、村田和人、今井美樹、KAN、中島みゆき、浜崎あゆみなどでお馴染みの友成好宏、そしてギターは野村義男。

各々がセッテイングをしてその登場を待つのが“ムッシュ”こと、かまやつひろし。スタッフのわたくしも、何度となく仕事でご一緒させてもらっているが、存在感があたりまえなのだがとてつもなく大きい。とは言え威圧感があるわけでもなく、いたってナチュラル。わたくしのような制作スタッフにでも、誰とでも笑顔で優しく話しかけてくれる。最高にカッコいい人なのです。

“ムッシュ”が語る雰囲気はさすがの一言

そんな”ムッシュ“の登場で始まったレコーディングは所謂「一発どり」というレコーディングのスタイル。到着したばかりの“ムッシュ”はデモ音源を聞いてその場で歌詞を書いて行く。どんなロックな歌詞を書くのだろうと思いきや、レコーディングにやって来るまでの自分の1日を振り返り、語るように書いていく。

13時からのレコーディング前に、麹町一番町の南シチリア風の店で軽くランチして、シャンパン2杯飲んで、マネージャーに驚かれて、レコーディングスタジオにコタク(個人タクシー)で向かう様子。スタジオ到着後にバンドのメンバーひとりひとりに挨拶して、セッション開始する様子。

なんでもない言葉なのに“ムッシュ”が語る(歌う)と何だかすごく良い。雰囲気はさすがの一言、あっと言う間に歌詞の中の日常に引き込まれる。

そしてサビの歌詞

お家へ帰ろう 今すぐ帰ろう

お家へ帰ろう まっすぐに帰ろう

暗い夜道も 辛い夜道も

お家へ帰ろう 今すぐ帰ろう

お家へ帰ろう まっすぐに帰ろう

まっすぐに

と歌詞が紡がれていく。

印象的なのが“ムッシュ”が歌の中で言う「一発どりがクールだぜ!」のこの言葉、そして6分30秒の演奏を何て楽しそうにするんだろうと!この言葉と演奏スタイルが、そのあと延々7年も掛けて制作するアルバムの方向を決めた1曲では?と個人的は思っています。

何より、ミュージシャンの1日をユーモアたっぷりに歌う“ムッシュ”の歌声と気持ちのいいバンドの演奏を是非、このタイミングで「お家」で、じっくり聞いてみてはいかがでしょうか?

野村義男ソロアルバム「440 WITH 〜LIFE OF JOY」

「440 WITH 〜LIFE OF JOY」はAmazonにて購入可能

野村義男ソロアルバム440 WITH 〜LIFE OF JOY

著者: 小野知久(MIT Artists 制作部)

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