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  • 2025.08.12

MIT ARTISTS「高野あゆむ」「渡慶次信幸」~声優以外の新たな仕事をご紹介

蝉の鳴き声が聞こえてきました。三田の頃は地下にスタジオがあったため、蝉の声を意識することが少なかったのですが、MIT STUDIOが東新宿に移転し、事務所が地下から1階になったことで、ビル裏のちょっとした中庭から、夏の代名詞のセミの鳴き声が漏れ聞こえております。

今回は夏バテに負けず、元気いっぱいに活動してくれている、MIT ARTISTS・声優2名の、声優とは少し違う、素敵なご縁に恵まれたお仕事の様子をご紹介いたします。

声優・高野あゆむ~ヴォーカルレコーディング

高野あゆむ

高野あゆむオフィシャルプロフィール

先日、高野あゆむが、とある教材に関わる歌のヴォーカルを担当させていただきました!今回のお仕事は、少し変わった流れで決まりまして、決め手となったのが、先日ブログに書いた、歌唱研修の際に収録したヴォーカルデータでした。

関連リンク:新人エンジニアの歌収録研修レポート~マネージャーとして所属声優の新たな魅力も発見

まさかこんな形で役にたつとは・・・!と、私も驚いたのですが、芸事は「全ての経験が芸の肥やしとなる」というのは本当なのだと実感した出来事でした。とはいえ高野はお仕事として、ヴォーカル収録をするのは初めてで、マネージャーの私も、とても真面目な高野の性格を考慮し「緊張しすぎないこと」、「練習のし過ぎで声をつぶさないこと」を、前日まで口うるさく言ってしまいました(笑)

ヴォーカルレコーディング

そして迎えた当日、やはり普段よりは緊張の面持ちで来た彼ですが、マイク前に立ち、譜面台に置かれた本人が用意した歌詞カードを見たところ、たくさんの書き込みがあり、ひとつひとつの仕事に丁寧に向き合う、高野の素晴らしい所が良く表れているなと感じました。

そして収録スタート。最初は声に硬さもありましたが、素晴らしい楽曲の力に後押しされ、だんだん高野自身も歌唱に対しノリノリになってきているのが手に取るようにわかり、それに比例して歌もどんどん表情が出てきて良くなっていきました。

かなりスムーズに収録は終了し、最後にクライアント様から「素敵な歌声だった」と、お褒めの言葉を預かり、高野本人としても実りのある経験になったようでした。

声優・渡慶次信幸~ディレクションデビュー

渡慶次信幸

渡慶次信幸オフィシャルプロフィール

もう一人、新たなお仕事の道を開いたのが、渡慶次信幸です。渡慶次は、2025年6月から徐々にいくつかの案件でディレクターを務めさせていただきました。ご縁のあった案件は、ゲーム、VPと、様々なのですが、どれも渡慶次は見事に回し切ってくれました。

私も、所属声優のサンプルボイス収録や、研修で、ディレクションのような立場で入らせて頂くことがあるのですが、ディレクター側に「こういう(感情・情景・様子)を表現してほしい」というイメージがあっても、それが演技の経験が無い私ですと、どのようなアプローチしたら演技に乗ってくるのかが見当がつかず、演者に言語化する時に歯がゆい思いをすることがあります。

しかしながら、渡慶次は演技の経験があり、言葉の使い方も丁寧かつ正確なので、私が歯がゆい思いをしていた部分を、自らの経験で補うことができるので、現場も円滑に進行しておりました。

これも「芸事は全ての経験が芸の肥やしとなる」に通ずるものがあり、是非渡慶次には声優としても、ディレクターとしても、どちらの経験も活かしつつ、活躍してほしいと願っております。この記事を読んで、ディレクターをお探しの方いらっしゃいましたら、是非、お問い合わせからご連絡くださいませ!

著者:結城ひなた(営業・マネージャー)

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