- STUDIO
- 2025.04.18
私とMIT STUDIOの思い出②~所縁ある方々からのメッセージをご紹介
さて第1弾に続き続々と「MITの思い出」のメッセージをいただいております。第2弾は大沢事務所のナレーターさんからのメッセージです。
関連記事:私とMIT STUDIOの思い出①~所縁ある方々からのメッセージをご紹介
齋藤康弘さん
「あれなんだよね、俺なんかさぁ、齋藤ちゃん知ってると思うけど、デジタルじゃ無いの、アナログ、アナログなんだよなぁ、テープ鋏でちょん切ってさ、もう膝の上も足下もテープでいっぱい!自分の足も膝も見えないの(笑)でも面白かったなぁ!あの時代、面白いのなんのって!タレントがしゃべるたんびに吹き出してさ、おかしくって笑いながらテープ切ってるの?だいたい毎日そんな感じよ、あそこのスタジオ地下だからさぁ、終わって階段登っていくと朝なんだよ!面白かったなぁ、徹夜ばっかしよ。眠るの忘れるくらいおもしろくてさ、いい時代だったなぁ!」とは、当時エンジニアしてた佐藤さんのお話でした。
若林正さん
MIT移転とのこと、この頃はご無沙汰ですが、思い出深いスタジオです。思えば三十数年前、大沢事務所での一番最初の仕事がMITでした。確か三菱重機?のラジオCMだったかな。
今のようにスマホも無く、スタジオの場所や入り時間等の業務連絡は電話での口頭でした。住所だけでは全然分からず、あの界隈を迷い歩き回って、30分くらい遅刻してしまったことを鮮明に覚えてます。先に入っていた当時の事務所先輩にえらく怒られました。最近はラジオの仕事が少なくなって寂しいですね。
高田裕司さん
人生初のデモテープを収録し、ナレーターとしてスタートしたスタジオ。立花氏のオーダーで、逆立ちしながらCMナレを収録したのが忘れられない。仕事でもないのに駐車場に車をよく止めさせてもらったりしていた。
せきぐちきみこさん
初めてスタジオにお邪魔したのは制服を着て、ギャル語を収録した10代でした。大人数でスタジオにはいり香盤表のもと、次々にブースへ。組み合わせを変えては演技をし朝、昼、晩と3食共にすることもありました。
大御所と呼ばれるナレーターさんや俳優さんとも目線を合わせて演技をし先輩たちがセリフで入り私が押さえのナレーションでスタジオに入った時はからかわれながらも温かく見守っていただきながら収録したことを覚えています。
気づけばブースが増え隣で被らないように一間置いて演技をすることもなくなり個室ブースで収録することも増えましたたくさんのナレーションやセリフのテクニック、専門的なことを覚えたのもmitスタジオです。
ロビーでたくさんの人と出会い、時を過しました。私にとってmitスタジオはそこに行くと笑顔で迎えてくれるスタッフさんたちがいて同じ思いでお仕事を楽しく厳しくしっかりさせてもらえるそんなスタジオです。ちょっと不思議なビルでしたが(笑)行くとワクワクし、楽しみで地下なのに明るくて、あったかいスタジオでした。次の新しいスタジオでの新しい出会いを楽しみにしています。
中尾衣里さん
新たなスタジオでの再出発、おめでとうございます。三田のスタジオは秘密基地感があって、スタジオに入るまでの階段部分で「これからお仕事だ〜」という気持ちが自動的に高まっていく、素敵空間でした。
色々と鍛え上げていただいた場所の一つなので少し寂しさもありますが、また新しいスタジオで新しい想い出…お仕事できるのを楽しみにしています。
伊藤美紀さん
MITスタジオの思い出
うわー、振り返ると思い出が溢れてきます。何度も何度も足を運び、たくさん仕事をさせていただきました。ラジオCM、ちゃんとドラマがあって楽しかったなぁ。いろいろな方と共演できて、刺激的だったなぁ。多くの先輩方ともご一緒できて、学ばせていただきました。
楽しくて良い思い出ばかりです。スタッフの皆様とも仲良くしていただき、最高の現場でした。今まで本当にありがとうございました。これからも、どうぞ よろしくお願い申し上げます。これからのMITスタジオが、より発展し、多くの素晴らしい作品が生み出される場となりますようお祈り申し上げます。
向殿あさみさん
三田のMITスタジオにはラジオCM録りでずいぶんお世話になりました。たくさんある思い出の中でも印象に残っているのは、何年の事か覚えていませんが、acc賞に出品したTOTOのラジオCMです。憚られて映像にはとてもできない情景を、音声のみの強みを充分に活かして表現していて、これぞラジオCMだなぁと感じ入ったのでした。後に受賞したと伺った時には、あぁやっぱりねぇ、よかったよかった…と、えらく納得し喜んだものでした。
藤崎卓也さん
20代から長きに渡りお世話になったスタジオ。あの頃はラジオCMが全盛期。一日がかりで収録したものです。待機中、ロビーでの出会いやおしゃべりは楽しかったなぁ。無料で提供してくてれた飲み物や飴などのお気遣いも嬉しかった。
これからのMITの更なるご発展をお祈り致します。
岡野佐多子さん
微妙に天井の低い、地下に降りる階段。改装をして、ビックリするほど明るくなった女子トイレの壁。通常ブ―スの隣にある、お1人様用のブ―ス。そのブ―スでお仕事をした時、立花さんに「ここに入った第1号」と言われた事。思い出します。
MITスタジオにも、MITのスタッフの方々にも沢山お世話になってきました。ありがとうございます。これから新しいスタジオでも、また一緒にお仕事が出来ることを願ってます。三田のMITスタジオ、お疲れさまでした。
長谷川歩さん
子役のときに収録した、携帯電話マンに家のなかを滅茶苦茶にされるラジオCMを撮った際に、面白くて嬉しくて笑いながら繰り返し繰り返し聞いて…子役を経て次は声の仕事をしたい、ナレーターを目指したい、と強く思った気持ちを思い出します。
あれからも今もMITスタジオでの収録はいつでも愛と笑いに満ち溢れてる印象があります。MITでお仕事と聞くたびにワクワクした気持ちはずっと変わりません。
さらなるご発展をお祈りしております!新スタジオへの移転、おめでとうございます。
私がこの仕事を始めた頃、まだオープンデッキ(正式な名前は知りませんが)で録音をしていました。ミキサーさんたちのテープの切り貼りは、人間業とは思えない まさに神技!後ろのソファーからずっと見ていたのを覚えています。
床に散らばった山のようなテープの破片を見て、気になっていた質問をしたことがあります。「間違えて切ったことはないの?」「あるよ!顔色は変えずにバレないように拾うんだよ!」笑っていたのがついこの前みたいな‥
黒崎彩子さん
MITスタジオの皆様には、本当にたいへんお世話になりました。事務所からの連絡で「スタジオはMITです。」スタジオ名を聞いただけで、なんだかホッとしたもんです。MITでのお仕事は楽しかったし、あたたかい気持ちになれるスタジオでした。2階の中華も美味しかったですね‥‥MITのみなさま、ありがとうございます。新スタジオへおうかがいするのを楽しみにしています。
以上第2弾も嬉しいメッセージが多くいただきました。
著者:立花隆(プロデューサー&エンジニア)