- STUDIO
- 2024.11.13
MAエンジニアの1日の業務スケジュール~MAエンジニアの仕事に興味のある方はお問い合わせください
2024年も残すところあと数か月となり、今年も様々な作業を経験でき、MAエンジニアとしてとても充実した1年になりました。毎日、収録・MIX・EDIT等で音と触れ合い、悩んだり楽しんだりしながら、エンジニアを続けていけることにやりがいを感じています。今回は、そんなMAエンジニアのある1日のスケジュールをご紹介します!
収録準備
スタジオの鍵を開け、使用する機材の電源を入れます。この段階で機材に不具合が出ることもあるので、電源を入れた後の様子にも注目します。一通り機材に電源を入れ終わると、スタジオを綺麗に保つために掃除をします。
MIT STUDIOでは、お客様に気持ち良くスタジオを使っていただけるように、毎朝必ず掃除を行っています!
スタジオの準備が出来たら、マイクをセッティングして音が収録できる状態にします。その際にはマイクの音がしっかり来ているか、機材に不具合が無いかの、事前確認も忘れずに行います。そして収録に必要な素材や台本を用意したら、収録の準備完了です!
収録
初めて担当させていただいた案件では、お客様のご希望に沿えるようにご意見を伺いながら収録をします。その時に私は、これまでの経験を活かした提案も出来るように意識しています!
続きなど初めて収録する案件では無い場合、MIT STUDIOでは案件ごとに引き継ぎ書を作成していますので、引継ぎ内容の確認を行います。エンジニアとアシスタントが複数人いるスタジオだからこそ、録り方や音質を統一出来るように、気を付けています。
収録後作業
収録した音声の整音作業を行います。ノイズカットをする場合、指定されたファイル名でエクスポートした後、ノイズカットを担当するエディターに、データを渡します。
音声チェック
バックヤードと呼ばれるエディターと、エンジニアの作業部屋で、エディターがノイズカットをしたデータのチェック作業を行います。チェック作業では、ノイズの切り残しが無いか、ファイル名が間違っていないかを確認しています。またこれが納品前の最終段階の確認作業になるので、ミスの無いように慎重にチェックするよう心掛けています。
翌日の収録作業の確認
翌日の収録で使う素材を事前に確認します。映像にタイムコードを付けたり、合わせ台詞用の素材データも準備しておきます。事前にProToolsセッションの仕込みが必要な案件もあるので、スムーズに収録を進めるためには、素材の事前確認がとても重要になります。
以上が、MAエンジニアのとある1日のスケジュールです。収録現場につかない日でも、スタジオ外での作業があるので、常に音と触れ合えてとても楽しいです!ここで紹介出来ていない作業もまだまだ沢山ありますが、MAエンジニアの仕事に興味のある方は、お気軽にお声掛けいただけると嬉しいです!お問合せお待ちしております。
著者 : 山下華鈴(MAエンジニア)