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  • MIT CREATIVE
  • 2025.05.13

MIT Artists所属「市川ひかる」のボイスサンプル制作事例~整音・選曲・MIXまでの流れ

MIT CREATIVEは、TVやラジオCM、ゲーム、遊技機、企業VP(ビデオパッケージ)などの音楽や効果音制作など、「音」に関わる業務を、幅広く行っております。

今回は、録りたてホヤホヤのボイスサンプルを入手できたので、こちらをもとに選曲、MIXまでしてみましょう。今回のボイスサンプルはMIT ARTISTSの「市川ひかる」です。もともとボイスサンプルはいくつか録っておりますが、新たに収録し前回よりも声の幅やニュアンスなどを感じとって頂ければと思います。

まずは、音声をそのまま使用するのではなく、ボイスに乗っているノイズやのど、鼻の鳴りを綺麗にしていきます。またEQやコンプを使い音声を整えてます。今回はノイズカット、整音は私の方でざっくりしておりますので、オフィシャルプロフィールサイトで公開する、ボイスサンプルは更に詰めた音になります。

市川ひかる音声のみ音源1

市川ひかる音声のみ音源2

それでは1つ目の音声に対して選曲してみましょう。この原稿は、インフルエンザ及び複数の感染症への注意喚起の原稿ですので、少し緊迫感のある感じで、ニュース番組の中で読んでいるイメージで選曲しました。音声とBGMをMIXしたものがこちらになります。

市川ひかるボイスサンプル1

2つ目の音声にも選曲してみます。こちらはお昼の情報番組でのひとコーナーで、動物の赤ちゃん特集という感じですので、かわいい音を含めつつ情報番組ではあるので、そこまで子供っぽくしないように選曲しました。また「ところ変わりまして~」というセリフがあるので、映像だと場面転換する箇所と想像できるので、場面転換の効果音もおまけで付けてみました。

市川ひかるボイスサンプル2

今回は2タイプのボイスサンプルの選曲を行ってみました。声優さんの声のニュアンスのみでも、緊張感がある声から、かわいい声まで幅があり聞いてる側にも聞きやすいと思いますが、曲や効果音を付けることにより、更に印象がわかりやすくなるのではないかなと思います。

以上、ボイスサンプルを作成するまでの流れを、簡単にですがご紹介いたしました。

本来ならば、ノイズカットはもう少し細かく行い、選曲もこちらでイメージするのではなく、事務所の意向など、ヒアリングを行いつつ選曲することになります。またナレーションだけでなく、セリフも収録します(人によってはどちらか一方になる場合もありますが)。セリフの場合は基本的にはBGMはあてずに、素の状態でお聞かせすることが多いです。

MIT CREATIVEでは、作曲・編曲、効果音制作、レコーディング、mix、キャスティングなど、一連の行程を、まとめて1度に行うことが可能です。テレビ/ラジオCMの音楽や、ゲーム音楽、遊技機のBGMや効果音、YouTubeのオリジナル楽曲やBGM、タイトルで使用するジングル、サウントロゴ、効果音など幅広く承っていますので、音でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談・お問合せ下さい。

著者:廣澤拓郎(サウンドクリエイター)

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