- MIT Artists
- 2024.11.22
【MIT Artists】「二人舞台」のワークショップ開催~弊社音響監督による監修で現場で即戦力となる人材を育成
ラジオでクリスマスソングが流れてくる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?私事にはなりますが、今までMIT STUDIOのブッキングとして在籍しておりましたが、この度MIT Artistsのマネージャーも兼任することとなりました。未経験からの新たな挑戦になりますが、Artist部所属者の夢や目標を一緒に背負い、共に歩んでいける存在になれるよう努力いたします。
今回はArtist部兼任の記念すべき第1弾のブログとして、先日エムアイティギャザリングで行われたワークショップの様子をレポートいたします。今回のワークショップのテーマは「二人芝居」。登場人物は2人だけ。その2人の会話や行動で物語が動いていく・・・そのような構成になっている台本を用意し、2部制で各部別の台本を用いてワークショップを行いました。
2本の台本は私が選定したのですが、できるだけ会話が多い台本で、説明台詞が少ないものを選びました。その方が、参加者それぞれの台詞の解釈や、演技プランに違いが出てきて、面白いのではないかと考えたからです。
第1部:恋人に対して同じ不満を抱えた女性達による会話劇
第1部はMIT ARTISTS所属の女性4名が参加しました。台本の内容は、恋人に対して同じ不満を抱えた正反対の女性達が偶然出会い会話を繰り広げていくものでした。恋人に対して素直になれない不器用さ、強がった態度、本心、一見矛盾しているように見えるこれらの事柄がそれぞれの台詞から見え隠れしていくのが味わい深いお話です。
第1部は、二人芝居における「間の使い方」が大きなテーマになりました。登場人物が2人しか居ないため、2人の会話のテンポでそれらのセリフの「面白さ」が大きく変わっています。また登場人物の性格などによって、その人物が会話のテンポを引っ張るタイプなのか、相手に対して受けるタイプなのか、これらのことを考慮しながら、人物像や台詞回しに反映していきました。この作業は掛け合いのある現場すべてに通ずるものだと思うので、このワークショップで経験できたことは大きな糧になったのではないかと思います。
第2部:先生と生徒の会話劇
第2部は男性3名、女性1名が参加しました。今回の台本の内容は、先生と生徒の会話劇で、はじめは何気ない会話がコミカルなテンションで繰り広げられるのですが、終盤になってある1言をきっかけに大きく流れが変わる構成が魅力です。
女性が生徒役を固定で行い、男性が代わる代わる先生役を演じて進行しました。同じ先生役でもコミカルな部分のテンションや言い回しの違いに個性が出ていて、お互いのいい部分を吸収しブラッシュアップしていく様子が見られました。生徒役は台詞の言い方や間を毎回変えて違うアプローチをしており、それに対して、先生役も受け手としてその場で対応した演技をしていました。
このワークショップでは弊社の音響監督が監修しております。社内に収録スタジオがあり、音響監督が居る、この恵まれた環境を生かして、現場で即戦力となる声優などの人材を育てていきたいと思います。
また、弊社所属者には恵まれた環境を強みにしてもらいつつ、この環境に甘んじることなく常に自分の演技を追求していって欲しいと思います。MIT ARTISTS、スタジオなどへのご相談・お問合せお待ちしております。
関連リンク:「音響監督」の派遣や「ワークショップ」講師承ります
著者:結城ひなた(営業・マネージャー)