TOP > TOPICS(更新記事一覧) > STUDIO > 音の様々な効果・現象について~ドップラー効果・マスキング効果・カクテルパーティー効果
  • STUDIO
  • 2022.07.20

音の様々な効果・現象について~ドップラー効果・マスキング効果・カクテルパーティー効果

私たちの生活に身近な音ですが、様々な効果・現象があるので、今回はご紹介していこうと思います。

ドップラー効果

この効果は知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。いわゆる救急車効果というものです。救急車のサイレンは自分に近づくときには高く聞こえ、遠ざかるときには低く聞こえると思います。それがドップラー効果です。なぜそう聞こえるかをご説明します。

画像の黄色トラックが1000Hz、赤い色のトラックが10000Hzの音になります。Hzの値が大きいほど高音になります。高音の赤いトラックの方が黄色のトラックに比べて波形の波の間隔が短くなっていることがわかると思います。つまり、波の感覚が短くなればなるほど音が高くなっていきます。

これをドップラー効果の説明につなげると、救急車が近づいてくるときには、音源(サイレン)が自分に近づいてくるので、音波の間隔が狭くなるので、高音に聞こえます。逆に遠ざかるときには、音波の感覚が広がるので、音が低くなったように聞こえるというわけです。少し説明が難しくなってしまったかもしれませんが、これがドップラー効果です。

マスキング効果

この効果は1つの音が鳴ったときに、片方の音が聞こえにくくなるという現象です。音が重なったら聞こえにくくなるのは当たり前ではと思われるかもしれません。この効果で重要なポイントは2つあります。1つ目は音の帯域が近いほど片方の音が聞こえにくくなる。2つ目は周波数の低い音は他の音をかき消す効果が大きいことです。

例えば、電車内や人が多いところでは自分の声が相手に届かないという経験はあるのではないでしょうか。これは電車の走行音が人の声をマスキングしているからになります。この効果をうまく利用し騒音を消すこともできます。

お店などではよくBGMが流れていることが多いと思います。BGMを流すことで店内での他人の話し声や物音などを聞こえにくくしています。BGMだけでなく空調の音でも一定の効果があります。マスキング効果は不快な音を軽減させることができますが、逆に音を流すことで騒音が増えてしまう、消したい音を強調してしまうということもあります。マスキング効果を利用するなら、環境に合わせた適切な音や音楽が重要になります。

カクテルパーティー効果

これはたくさんの音が鳴っている中でも、自分に関係する会話や単語などを無意識に聴き分けることができる現象です。例えば騒がしい中でも、自分の名前だけは聞き取ることができたり、電車内で寝ていても降りる最寄り駅のアナウンスが聞こえたら起きるなどです。この効果は脳が無意識に音声の選択をしているそうです。カクテルパーティー効果はビジネスや恋愛にも活用でき、インターネット上にたくさん記事がありましたので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。

今回は音に関する効果・現象についてご紹介しました。生活の中で音というのは身近なものですので、一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。意外と面白い発見があるかもしれません。

MIT STUDIOではレコーディングだけでなく、外部スタジオで収録した音声の整音なども行っております。サウンド関連でお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

著者:荒木健児(エディター)

TOPICS一覧に戻る

topへ戻る